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Warwick Corvette $$ 5 弦に惹かれた理由 – Double Buck と 24 フレットを見る

2012 年頃、5 弦で 24 フレット、予算 20 万円前後のベースを探していたとき、Warwick Corvette $$ Special Edition Birdseye Poplar 5st が気になりました。低 B 弦と 24 フレットを持つだけでなく、2 基の大きなハムバッカーと Birdseye Poplar の外観が、Fender 系とは異なる楽器としてまとまって見えたからです。

ただし、私はこの個体を購入しておらず、当時もネット上で見つけた購入候補として書いています。この記事は実機レビューではありません。当時見ていた販売情報とモデル名から確認できる特徴、Corvette $$ に共通する設計、試奏しなければ分からない点を分けて整理します。

Corvette $$ の $$ は Double Buck を示す

Corvette $$ の「$$」は、2 基のハムバッカーを搭載する Double Buck 構成を示します。大きな MM スタイルのピックアップをフロントとリアへ 1 基ずつ置き、各ピックアップのコイル接続を切り替える設計です。

Warwick 公式の Corvette $$ 5 弦仕様例では、2 基の MM スタイルハムバッカーと、各ピックアップ用の 3 ウェイミニスイッチが確認できます。旧 Special Edition と木材や部品が同一とは限りませんが、$$ の信号設計を理解する参考になります。

2 基の 3 ウェイスイッチで何を変えるのか

切り替えコイルの使い方確認したい傾向
Series2 コイルを直列で使う出力、厚み、中低域の押し出し
Parallel2 コイルを並列で使う輪郭、分離、Series との音量差
Single Coil一方のコイルを使う細さ、明瞭さ、ノイズ

フロントとリアをそれぞれ 3 通りに切り替えるため、組み合わせは単純計算で 9 通りあります。さらにピックアップバランスとアクティブ EQ が加わります。選択肢が多いこと自体より、どの回路をどの役割に使うかが重要です。

目的出発点の例聞く対象
太い低音を作るフロントを Series、リアを控えめに混ぜる低 B 弦の輪郭が残るか
指弾きの分離を出すParallel を基準にする各弦の立ち上がりと音量差
細い輪郭を加える片方を Single Coil にするノイズと中高域の変化
スラップの広がりを作る両ピックアップを混ぜる低域と高域の間が抜けすぎないか

これは固定の正解ではなく、試奏を始める位置です。まず EQ を大きく動かさず、ピックアップの接続とバランスだけで基準音を確認した方が、各スイッチの役割を聞き分けやすくなります。

5 弦と 24 フレットを同時に求めていた

当時の私は、低 B 弦による低音域と、24 フレットによる高音側の余地を同時に求めていました。5 弦ベースは低音拡張として選ばれることが多い一方、24 フレットがあれば G 弦上で 2 オクターブまで届き、ハーモニクス、コード、短いソロへ移りやすくなります。

ただし、24 フレットあることと、24 フレットまで弾きやすいことは別です。ボディのカッタウェイ、ネックジョイント、座奏時の角度、右手を置く位置によって、最終フレットへの到達性は変わります。

  • 低 B 弦の最低音だけでなく、高いポジションでの音程と輪郭を確認する
  • G 弦の 20~24 フレットへ無理なく届くか確認する
  • 高音域へ移ったとき、右手の弾く位置が窮屈にならないか確認する
  • 低音と高音の音量差を EQ で隠す前に確認する

Birdseye Poplar は外観の中心だった

この Special Edition で最初に目を引いたのは、Birdseye Poplar の杢です。大きな 2 基のピックアップ、長いブリッジ、5 連ペグを持つ多弦ベースは、部品の存在感が強くなります。その中で木材の模様が見えることで、機械的な構成だけに見えないところが魅力でした。

Warwick は現在も Custom Shop の Corvette $$ で Birdseye Poplar Top と Swamp Ash Back を組み合わせた個体を公開しています。ただし、2012 年当時に見ていた Special Edition と、現在の Custom Shop 個体は同一仕様ではありません。木材名が同じでも、厚さ、バック材、ネック材、電装、仕上げは個体ごとに確認すべきです。

Corvette のボディ形状に期待したこと

Corvette は、上側のホーンが長く、ブリッジ側が大きく張り出しすぎない形状です。見た目の個性だけでなく、ストラップで構えたときにネック位置を支える構造として見ることができます。

ただし、Warwick は使用する木材と個体によって重量差があります。外形からバランスが良さそうに見えても、ヘッドの重さ、ボディ材、ストラップピンの位置で実際の姿勢は変わります。立奏と座奏の両方で確認が必要です。

動画で確認できることと、できないこと

現在確認できる資料としては、検索リンクではなく Framus & Warwick 公式の The Warwick ProSeries Corvette $$ 5-String – with Andy Irvine を直接参照します。旧 Special Edition と完全に同一仕様ではありませんが、Corvette $$ 5 弦の Double Buck 構成、低 B 弦、24 フレット付近の手の入り方を確認する資料になります。

動画で見やすい動画では決められない
Series/Parallel/Single Coil の相対的な変化自分のアンプと演奏での出音
低 B 弦の音程感と減衰の傾向ネックの太さと左手への負担
指弾き、スラップ、ピックの輪郭重量、ヘッド落ち、身体とのバランス
24 フレットへの手の入り方フレット状態と個体差

録音環境、アンプ、EQ、コンプレッサー、演奏者によって音は変わります。動画は候補を絞る資料であり、試奏の代わりではありません。特に Warwick は木材、ネック、重量、個体差の影響が大きいため、最後は同じ姿勢で構え、低 B 弦と高音域を自分のタッチで確認する必要があります。

参考資料

中古の Corvette $$ で確認したい点

  1. シリアル番号と Warwick の個体情報から製造年・仕様を確認する
  2. 当時見ていた Special Edition か、通常モデルや別地域向け仕様かを確認する
  3. ネックの反り、トラスロッド余裕、24 フレットまでの状態を確認する
  4. 低 B 弦を含む各弦の出力と音程感を確認する
  5. 2 基の 3 ウェイスイッチを全位置で動かし、接触不良を確認する
  6. Volume、Balance、Treble、Bass のガリと効き方を確認する
  7. アクティブ回路のバッテリー室に液漏れや改造跡がないか確認する
  8. ブリッジ、ナット、ペグ、ストラップピンの状態を確認する
  9. 重量とヘッド落ちを、普段使う幅のストラップで確認する

Corvette $$ は仕様の選択肢が多く、Special Edition や Custom Shop も存在します。モデル名だけで木材や電装を決めつけず、個体のシリアルと実物を基準にします。

当時なぜ欲しかったのか

当時の私は、5 弦と 24 フレットという実用条件を満たしながら、Fender 系とは異なる外観と回路を持つベースを探していました。Corvette $$ Special Edition Birdseye Poplar 5st は、その条件を一つの楽器として見せていました。

特に重要だったのは、選択肢の多さだけではありません。2 基のハムバッカー、2 基のスイッチ、24 フレット、Birdseye Poplar が、同じ方向を向いた個性として見えたことです。「あぁ買ってしまいたい」と感じた理由は、仕様表の項目数ではなく、その集合に意味があるように見えたからだと思います。

まとめ

Warwick Corvette $$ Special Edition Birdseye Poplar 5st は、5 弦、24 フレット、Double Buck、Birdseye Poplar という構成に惹かれた購入候補でした。

Corvette $$ の本質は、大きなピックアップが 2 基ある外観だけではありません。各ハムバッカーを Series、Parallel、Single Coil へ切り替え、低 B 弦から高音域までの輪郭を作り分ける信号設計にあります。ただし、旧 Special Edition は個体仕様の確認が必要です。実際に選ぶなら、回路だけでなく、重量、ネック、低 B 弦、24 フレットへの到達性まで含めて判断します。

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