Windows 10 をクリーンインストールする際に、UEFI セキュアブートが有効になっていない状態を解消したくなることがあります。
今回の環境は ASUS PRIME B365-PLUS でした。BIOS 上で OS タイプを UEFI モードにしているつもりでも、Windows 側で確認するとセキュアブートが有効にならず、CSM と起動デバイスの扱いまで確認する必要がありました。
この記事では、ASUS マザーボードで Windows 10 の UEFI セキュアブートを有効化する時に見るべきポイントを整理します。
UEFI セキュアブートは Windows 側で確認する
BIOS の設定画面で UEFI らしい項目を選んでいても、Windows が実際に UEFI セキュアブート状態で起動しているとは限りません。最終的には Windows 側で確認します。
確認には msinfo32 を使います。システム情報を開き、BIOS モードとセキュアブートの状態を確認します。
| 項目 | 見る内容 |
|---|---|
| BIOS モード | UEFI になっているか |
| セキュアブートの状態 | 有効になっているか |
| インストール先ディスク | GPT でインストールされているか |
| 起動デバイス | UEFI 起動のインストールメディアを使っているか |
ASUS BIOS で確認した設定
元の環境では、単に OS タイプを UEFI モードにするだけでは期待した状態になりませんでした。試行錯誤の結果、次のように起動デバイスを UEFI 側へ寄せることで、Windows 10 を UEFI セキュアブートの状態にできました。
| ASUS BIOS の項目 | 設定例 |
|---|---|
| 起動 : CSM の起動 | 有効 |
| 起動 : 起動デバイスの制御 | UEFI のみ |
| 起動 : ネットワークデバイスからの起動 | UEFI ドライバーからのみ |
| 起動 : ストレージデバイスからの起動 | UEFI ドライバーからのみ |
| 起動 : PCI-E 拡張デバイスからの起動 | UEFI ドライバーからのみ |
一般論としては、完全に UEFI 環境へ寄せる場合、CSM を無効化する構成もあります。ただし、マザーボードや接続デバイスによっては、CSM を有効にしたまま各起動デバイスを UEFI のみに制限する形で動作する場合もあります。
重要なのは、設定名だけで判断しないことです。BIOS の表示と Windows の実際の起動状態を突き合わせて確認します。
インストールメディアとディスク形式も関係する
UEFI セキュアブートを有効化したい場合、Windows を UEFI モードでインストールしている必要があります。インストール USB をレガシー起動してしまうと、Windows 側の BIOS モードが UEFI にならないことがあります。
また、インストール先ディスクは GPT として構成されている必要があります。古い構成や過去のインストール履歴が残っている場合、MBR のままになっていることがあります。
- インストール USB を UEFI 起動しているか
- インストール先ディスクが GPT になっているか
- BIOS モードが UEFI と表示されるか
- セキュアブートの状態が有効になるか
既存環境を変更する時は注意する
既に Windows がインストールされている環境で BIOS の起動方式を変更すると、起動できなくなる可能性があります。特に、レガシー BIOS / MBR でインストールされた環境を、単純に UEFI / セキュアブートへ切り替えることはできません。
クリーンインストール時であれば、UEFI 起動のインストールメディア、GPT ディスク、セキュアブート有効化を前提に整理しやすいです。一方、既存環境を維持したまま変更する場合は、バックアップを取得し、起動方式とディスク形式を確認してから進めるべきです。
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