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ベース用エフェクターボードの組み方 – 低音の芯を残しながら音作りを整理する

ベース用のエフェクターボードを組み直しました。新しく購入したのは、エフェクターボード、ジャンクションボックス、オーバードライブ、電源タップで、それ以外は以前から使っていたものです。

ベースのエフェクターボードは、ギターよりも少し考え方が難しいと思います。音を変えることはできますが、低音の芯を失うとベースとしての役割が崩れます。そのため、機材を増やすことよりも、各機材の役割を明確にすることが重要です。

組み直したベース用エフェクターボード
ベース用エフェクターボードの接続図

ベース用エフェクターボードを組む目的

エフェクターボードを組む目的は、単にエフェクターを並べることではありません。ライブや練習で安定して接続できること、毎回同じ音作りを再現できること、トラブル時に原因を切り分けやすいことが大事です。

特にベースの場合、音作りの中心は低音の芯です。歪み、コンプ、コーラス、プリアンプを使っても、最終的にバンドの土台として成立しているかを確認する必要があります。

今回のボード構成

役割機材例考え方
入出力整理ジャンクションボックスシールドを抜き差ししやすくし、ボード本体への負担を減らす
チューニングKORG PB-01信号の最初に置き、ミュートや調弦を安定させる
音量・粒の整理EBS MultiCompベースの粒を整えるが、潰しすぎないことが重要
歪みDarkglass Vintage Microtubes原音の芯を残しながら、必要な場面でドライブ感を足す
プリアンプ / DIEBS MicroBass II音作りとライン出力の中心。ボード全体の出口として考える
空間・揺れものMXR M83 Bass Chorus Deluxe低音の重さを残しながら、必要な場面で広がりを足す

接続順の考え方

接続順は、入力側からジャンクションボックス、チューナー、コンプレッサー、オーバードライブ、プリアンプという流れで考えています。空間系やコーラスは、プリアンプのセンドリターンに入れる構成です。

チューナーは最初に置いた方が分かりやすいです。コンプレッサーはベースの粒を整える役割があり、歪みの前に置くことで、歪みへ入る信号を安定させやすくなります。歪みの後にプリアンプを置くことで、最終的な音色と DI 出力をまとめる構成になります。

ジャンクションボックス

One Control Minimal Series Pedal Board Junction Box は、単なるジャンクションボックスです。ただ、ボードを実用的に使う上ではかなり便利です。シールドをボードの上から抜き差しできるので、接続が楽になります。

小さくても作りがしっかりしていること、One Control という安心感があることから選びました。地味ですが、ボード全体の扱いやすさを上げるパーツです。

チューナー

KORG PB-01 は長く使っているチューナーです。特に問題が起こることもなく、安定して使えています。最近は TC Electronic の Polytune も定番ですが、チューナーはまず安定して使えることが重要です。

コンプレッサー

EBS MultiComp Studio Edition は、ベーシストに人気の定番コンプレッサーです。分かりやすくコンプ感が出て、きれいに音を整えやすいので、初心者にも扱いやすいと思います。

ただし、コンプレッサーはかけすぎるとベースの表情がなくなります。音量差を整えつつ、右手のニュアンスを残すくらいが使いやすいです。

オーバードライブ

Darkglass Electronics Vintage Microtubes は、最近購入したオーバードライブです。Darkglass は B7K などのプリアンプが有名ですが、私の場合は EBS のプリアンプを使っているため、歪み専用機として選びました。

Darkglass らしく、ベースの原音感を損ないにくいドライブがかかるところが気に入っています。ベースの歪みは低音の芯が失われやすいので、原音感が残ることはかなり重要です。

プリアンプ / DI

EBS MicroBass II は、ボード全体の中心になるプリアンプです。SansAmp や MXR とは違う方向にしたかったこともあり、EBS を選びました。

気に入っている点は、センドリターンがあり原音とのミックスバランスを調整できること、ミドルのフリークエンシーの幅が広いことです。最終的な音作りと DI 出力をまとめる役割として見ています。

コーラス

MXR M83 Bass Chorus Deluxe は、ベース用だけあって、オンにしてもベースの重さが損なわれにくいです。かかり具合の幅も広く、曲に合わせて柔軟に調整できます。

このコーラスは EBS MicroBass II のセンドリターンに接続しています。揺れものをどこに置くかは好みもありますが、プリアンプ側で混ぜられる構成は扱いやすいです。

エフェクターボードは事前シミュレーションが大事

今回、PALMER PEDALBAY 40 のようなスノコ型のエフェクターボードを使うにあたり、購入前に図を作って機材が収まるかシミュレーションしました。これはかなり大事です。

実際に組んでみると、ケーブルの取り回し、電源の位置、踏みやすさ、ジャックの向きなど、図だけでは分からない部分も出てきます。それでも、事前にサイズ感を確認しておくことで大きな失敗は減らせます。

機材を増やすより役割を明確にする

エフェクターボードは、気を抜くと機材を増やしたくなります。しかし、ベースの場合は特に、増やすほど良くなるとは限りません。低音の芯、音量バランス、ノイズ、トラブルポイントが増えるからです。

大事なのは、各機材に役割があることです。チューナーは調弦、コンプは粒の整理、歪みは必要な場面での質感追加、プリアンプは最終的な音作りと出力、コーラスは必要な場面での広がり。こう分けておくと、ボード全体が扱いやすくなります。

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まとめ

ベース用エフェクターボードを組むときは、低音の芯を残しながら、必要な音作りを整理することが重要です。機材をたくさん並べるより、チューナー、コンプ、歪み、プリアンプ、DI、空間系の役割を分けて考えた方が実用的です。

今回の構成では、EBS MicroBass II を中心に、Darkglass の歪み、EBS のコンプ、MXR のコーラスを組み合わせています。ボードは完成形というより、その時点の演奏スタイルや音作りの考え方が形になったものだと思います。

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