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CentOS 8 と CentOS 7 の違い – 移行期に確認すること

CentOS 8 は既に通常の CentOS Linux としてはサポートが終了しています。このページは新規構築を推奨するものではなく、過去環境の保守、移行前調査、設定の読み解きに使うためのレガシー Linux 手順です。新規構築では、現在サポートされているディストリビューションを利用してください。

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この記事では、CentOS 8 と CentOS 7 の違いを、移行期に管理者が意識すべき変更点として確認します。単なるバージョン比較ではなく、運用上どこで判断が変わったのか、既存環境を読むときにどの差分を見るべきかを扱います。

CentOS 8 は CentOS 7 の単純な延長ではない

CentOS 8 は CentOS 7 の後継として登場しましたが、管理の感覚はかなり変わりました。dnf、AppStream、NetworkManager、Podman、CentOS Stream への方針転換など、単にコマンドを置き換えるだけでは済まない変化が含まれています。

主な違い

領域CentOS 7CentOS 8
パッケージ管理yum が中心dnf が前面に出る
リポジトリ従来型の repo 管理が中心BaseOS / AppStream / module を意識する
ネットワークnetwork-scripts も多く使われたNetworkManager 前提が強くなる
コンテナDocker 文脈が強いPodman / Buildah が前面に出る
PythonPython 2 系の影響が大きいPython 3 前提へ移行
ライフサイクル長期利用された想定より早く EOL になった

dnf と AppStream

CentOS 8 では dnf と AppStream の考え方が重要になります。パッケージが単に repo にあるかどうかだけでなく、module stream によって提供バージョンが変わる場合があります。既存環境を読むときは、どの stream を有効にしていたかを確認します。

dnf module list
dnf module info php
dnf repolist

NetworkManager 前提への変化

CentOS 7 でも NetworkManager は存在していましたが、CentOS 8 ではより前提として扱われます。静的 IP、VLAN、Bonding、Bridge なども nmcli で扱う場面が増えます。移行時は、旧来の network-scripts 前提のメモをそのまま読まないことが大切です。

nmcli device status
nmcli connection show
nmcli connection show CONNECTION_NAME

Docker から Podman への変化

CentOS 8 では Docker そのものより、Podman、Buildah、Skopeo のような daemonless なコンテナツールが前面に出ました。Docker 互換コマンドで動く部分もありますが、rootless、network、systemd 連携は別物として見る必要があります。

  • Docker デーモン前提の運用手順をそのまま移せない場合がある。
  • rootless コンテナではユーザー権限とネットワークの見方が変わる。
  • systemd でコンテナを扱う場合は、Podman 側の unit 生成や起動方法を確認する。

CentOS Stream への転換

CentOS 8 を語る上で避けられないのが、CentOS Linux 8 の早期 EOL と CentOS Stream への転換です。これは単なる更新先の変更ではなく、CentOS の役割そのものが変わった出来事でした。現在読む場合は、CentOS 8 を新規採用するためではなく、当時の環境や移行判断を読み解くための記事として扱います。

既存環境を見るときの確認点

  • パッケージは yum 前提なのか dnf / module 前提なのか。
  • ネットワーク設定は network-scripts なのか NetworkManager なのか。
  • コンテナ運用は Docker 前提なのか Podman 前提なのか。
  • CentOS Linux 8 のまま残っているのか、CentOS Stream へ切り替えたのか。
  • 移行先として RHEL 互換ディストリビューションや Ubuntu などを検討した形跡があるか。

まとめ

CentOS 8 と CentOS 7 の違いは、パッケージやコマンドの差分だけではありません。dnf、AppStream、NetworkManager、Podman、CentOS Stream への転換を含む、RHEL 系 Linux の管理モデルが変わった時期として見ると理解しやすくなります。既存環境を読む場合は、どの変更点がそのサーバーに影響していたのかを一つずつ確認します。

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