Cisco Nexus は NX-OS を搭載しており、一部の機能は feature コマンドで有効化・無効化します。そのため、LLDP も no feature lldp で止めればよいように見えます。
しかし、当時の実機では no feature lldp を設定しても、再起動後に feature lldp が復活する挙動に遭遇しました。この記事では、その時に確認した内容と、実際に安定した回避策を整理します。
Cisco Nexus で LLDP を止めたい場合、機種や NX-OS バージョンによっては no feature lldp だけでは期待通りに永続化されないことがあります。確実に止めたい場合は、対象インターフェースで no lldp transmit と no lldp receive を設定する方が実運用上は分かりやすいです。
発生した事象
Nexus で LLDP を無効化するため、当初は次のように設定していました。
configure terminal
no feature lldp
copy running-config startup-configところが、再起動後に確認すると feature lldp が復活していました。running-config と startup-config の保存漏れではなく、no feature lldp で全体無効化するという期待そのものが、この環境では合いませんでした。
Cisco へ確認した結果
当時 Cisco に確認したところ、少なくともその機種・バージョンでは、LLDP を feature として無効化する運用はできないという回答でした。
この挙動は、すべての Nexus / NX-OS で同じとは限りません。型番とバージョンを控えていなかったため、この記事では特定バージョンの仕様として断定せず、当時の実機で遭遇した注意点として扱います。
インターフェース単位で LLDP を止める
実際に安定して使えた方法は、LLDP を止めたいインターフェースで送信と受信を個別に無効化することでした。
configure terminal
interface Ethernet1/1
no lldp transmit
no lldp receive
copy running-config startup-configno lldp transmitは、そのインターフェースから LLDP フレームを送信しない設定です。no lldp receiveは、そのインターフェースで LLDP フレームを受信して隣接情報として扱わない設定です。- 設定後は
copy running-config startup-configで保存します。
複数ポートへまとめて設定する
対象ポートが複数ある場合は、インターフェースレンジでまとめて設定します。
configure terminal
interface range Ethernet1/1-48
no lldp transmit
no lldp receive
copy running-config startup-config状態確認
設定後は、LLDP の隣接情報やインターフェース設定を確認します。
show lldp neighbors
show running-config interface Ethernet1/1
show startup-config interface Ethernet1/1再起動後も確認する場合は、起動後に同じコマンドで no lldp transmit と no lldp receive が残っていることを見ます。
全体無効化とインターフェース無効化の考え方
no feature lldp で全体的に止められるなら、その方が設定としては自然です。ただし、実機で再起動後に復活する挙動があるなら、運用としてはインターフェース単位の無効化に寄せた方が確認しやすくなります。
LLDP は隣接機器の把握に便利ですが、公開したくない機器情報や接続情報がある場合、境界ポートや対外接続ポートでは止める判断もあります。重要なのは、全体で止めるのか、境界ポートだけ止めるのかを設計として決めることです。
まとめ
Cisco Nexus では、LLDP を no feature lldp で止めたつもりでも、環境によっては再起動後に復活することがあります。少なくとも当時の実機では、feature として無効化するよりも、インターフェース単位で no lldp transmit と no lldp receive を設定する方が安定しました。
Nexus 系の設定では、feature、running-config、startup-config、再起動後の状態確認を分けて見ることが大事です。設定を入れた瞬間に動いたかだけでなく、再起動後に同じ状態が維持されるかまで確認しておくと、運用上の事故を減らせます。
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