手当たり次第に書くんだ

飽きっぽいのは本能

WordPress で Google Analytics 4 を導入する理由 – アクセス解析を運用改善に使う

WordPress のアクセス解析を Google Analytics 4 に移行しました。以前は「ようやく GA4 にした」という短いメモでしたが、今あらためて見ると、重要なのは GA4 を入れること自体ではなく、アクセス解析を記事改善の判断材料として使える状態にすることだと感じます。

この記事では、WordPress に GA4 を導入する目的、Site Kit by Google を使う理由、Search Console やサイトマップとの関係、そして技術ブログで見るべき指標を整理します。

この記事は過去のメモをもとに、2026 年 6 月 8 日 に内容を再整理したものです。

GA4 は PV を眺めるためだけのものではない

アクセス解析というと、まず PV 数やユーザー数を見たくなります。もちろんそれも大事ですが、技術ブログで本当に使いたいのは「どの記事が読まれたか」だけではありません。どの記事が検索から入られているのか、どのページで離脱しているのか、どの記事が次の記事へつながっているのかを見て、記事構造を改善することです。

特に技術記事は、単発の記事として読まれるだけではなく、前提記事、手順記事、原因切り分け記事、設計思想の記事がつながって価値を持ちます。GA4 は、そのつながりが実際に読者の行動として成立しているかを確認するための材料になります。

Site Kit by Google を使った理由

WordPress に GA4 を入れる方法はいくつかあります。テーマのヘッダーに測定タグを直接入れる方法、タグ管理プラグインを使う方法、Google Tag Manager を使う方法、そして Site Kit by Google を使う方法です。

このブログでは、Google Analytics だけでなく Search Console との連携も考えるため、まずは Site Kit を使うのが扱いやすいと判断しました。WordPress 側で Google アカウント連携を管理でき、Analytics と Search Console の導入状況をひとつの流れで確認できるためです。

方法特徴向いている場合
テーマに直接タグを入れる仕組みは単純だが、テーマ変更や子テーマ管理の影響を受けやすい構成を自分で完全に管理したい場合
Google Tag Manager を使うタグの追加や条件分岐に強いが、運用設計が必要になる広告タグやイベント計測を細かく管理したい場合
Site Kit by Google を使うAnalytics と Search Console を WordPress 側からまとめて扱いやすいまず GA4 と Search Console を確実に導入したい場合

GA4 と Search Console は役割が違う

GA4 と Search Console は、どちらもサイト改善に使えますが、見ているものが違います。GA4 は、サイトに来た後の行動を見ます。Search Console は、検索結果に表示されるまで、または検索結果からクリックされるまでの状態を見ます。

つまり、Search Console は「検索にどう見えているか」を見るための道具であり、GA4 は「来訪後にどう読まれているか」を見るための道具です。どちらか一方だけでは、記事改善の判断材料としては不足します。

見る対象主に使う道具確認したいこと
検索結果での表示Search Console表示回数、検索クエリ、クリック率
サイト訪問後の行動GA4閲覧ページ、流入経路、離脱、回遊
記事同士のつながりGA4 と内部リンク確認関連記事やハブ記事が実際に読まれているか

サイトマップは Site Kit だけでは完結しない

Site Kit は Google 連携を扱いやすくするプラグインですが、サイトマップそのものを設計してくれるわけではありません。サイトマップ、パーマリンク、カテゴリ、内部リンクは WordPress 側の設計問題として別に考える必要があります。

この点は重要です。GA4 を入れても、記事同士の関係が弱いままだと、読者の回遊は改善しません。Search Console に登録しても、サイト構造が整理されていなければ、検索エンジンに伝えたい記事群の関係も弱くなります。

技術ブログで見るべき指標

技術ブログでは、単純な PV だけを見ると判断を誤ることがあります。古い記事が検索から大量に読まれている一方で、現在の設計方針とはずれている場合もあります。逆に、PV は少なくても、ハブ記事や前提記事として重要なページもあります。

  • 検索流入が多い記事は、古い内容のまま放置されていないか確認する
  • PV が多い記事は、現在のカテゴリや関連記事へ自然につながるようにする
  • 離脱が多い記事は、読者が次に何を知りたいかを考えてリンクを追加する
  • ハブ記事は、個別記事への入口として機能しているかを見る
  • 古い技術記事は、非推奨、更新方針、現在の代替手段を明示する

GA4 を導入した後に整えること

GA4 を入れたら終わりではなく、むしろそこからが運用です。アクセス解析を使うには、記事側の構造も整っている必要があります。

カテゴリとハブ記事を整える

記事が多いブログでは、カテゴリが曖昧だと GA4 の結果を見ても改善しにくくなります。アクセスが多い記事がどの技術領域に属しているのか、どのハブ記事へつなぐべきなのかを判断しやすくする必要があります。

内部リンクを整える

単発の記事として読まれて終わるのではなく、関連する前提記事や後続記事へ自然に移動できるようにします。特に WordPress、Linux、ネットワーク、認証のように記事数が多い領域では、内部リンクの設計がそのまま読みやすさになります。

古い記事の位置づけを明示する

古い記事を単純に削除する必要はありません。ただし、現在は推奨しない手順、古いバージョン前提の手順、当時の試行錯誤として残す記事は、記事内で位置づけを明示した方が読み手に親切です。

まとめ

GA4 の導入は、アクセス解析ツールを入れる作業として見ると小さな設定変更です。しかし、ブログ運営として見ると、記事をどう改善するか、どのテーマを伸ばすか、古い記事をどう扱うかを考えるための基盤になります。

WordPress では Site Kit を使うことで GA4 と Search Console を導入しやすくなります。ただし、サイトマップ、カテゴリ、パーマリンク、内部リンクは別の設計課題です。アクセス解析は、それらを整えるための判断材料として使うのが本来の価値だと思います。

参考
書籍
参考書籍

WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書 [WordPress 6.x対応版] 改訂第3版

WordPress のサイト構築、テーマ、カスタマイズ、運用項目を確認したい場合の参考書籍です。価格や在庫、WordPress の最新仕様との差分はリンク先や公式ドキュメントで確認してください。

Amazon で見る

このリンクは Amazon アソシエイトリンクです。

関連記事

WordPress で Google Analytics 4 を導入する理由 – アクセス解析を運用改善に使う

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

トップへ戻る