2013 年 6 月 29 日の TOKYO GUITAR SHOW に行ってきました。仕事ばかりで、しばらく音楽から遠ざかっていた時期です。それでも、こうして楽器を見ていると、音楽熱が一気に戻ってきます。
本当はいろいろ展示楽器の写真を撮ってアップしようと思っていたのですが、すっかり忘れていました。ただ、それも含めて当時の自分らしい記録ではあります。写真よりも、楽器を見て、試奏して、久しぶりにベースを弾きたくなった感覚の方が強く残っています。
普段見られない楽器を見る楽しさ
TOKYO GUITAR SHOW の良いところは、普段なかなか見られない楽器をまとめて見られることです。店頭では出会いにくい高級ベースや、個性的なカスタム楽器を近い距離で見られます。カタログや Web の写真で見るのとは違い、実物には木材の質感、塗装の深さ、ネックの存在感があります。
この時に印象に残っているのは、フォデラやカール・トンプソンのようなベースです。どちらも、単なる量産楽器とは違う存在感があります。見た瞬間に、楽器としての密度が違う感じがします。高い楽器だから良いという単純な話ではなく、作り手の思想や個体としての強さが見えるところに惹かれます。
カール・トンプソンを試奏した
カール・トンプソンは試奏しました。正直、久しぶりすぎて弾くのを少し躊躇しましたが、友人が弾いているのを見ているうちに、ちょっと貸してみてよ、となりました。こういうイベントでは、普段なら触る機会のない楽器に手が届くことがあります。
試奏としては、かなり雑だったと思います。プリアンプの効き具合、コード弾きでの響き、ハーモニクス、細かいニュアンスなど、確認すべきことはほとんど確認できていません。スラップも少しだけで、主に 2 フィンガーで弾いてみただけです。
それでも、高級ベースらしく、個々の音がきれいになる印象がありました。もう少し落ち着いた環境で試奏しないと、細かいところまでは判断できません。ただ、短い時間でも「この楽器は雑に弾いても音の輪郭が崩れにくい」と感じることはあります。
高級ベースは音だけではない
フォデラやカール・トンプソンのようなベースは、音だけで語るのが難しいです。見た目、木材、形状、作り込み、弾いた時の反応まで含めて、楽器そのものが強い。音色だけを切り出すより、手に取ったときの密度や、弾く側の気持ちが変わることまで含めて魅力なのだと思います。
特にベースの場合、見た目の迫力と実際の音の立ち上がりが近いと、それだけでかなり惹かれます。高級ベースは価格も現実離れしますが、見ているだけで「こういう楽器を弾きたい」という気持ちを呼び戻してくれます。所有できるかどうかとは別に、良い楽器を見ることには意味があります。
ローランドのライブ展示も良かった
会場では、ローランドの新製品を使ったガールズバンドのライブもありました。これがなかなか良かったです。楽器イベントは、展示を見るだけでなく、実際に音が鳴っている場面を見ると印象が変わります。カタログ上のスペックではなく、ステージでどう使えるのかが見えるからです。
楽器や機材は、仕様だけでは分からない部分があります。アンプ、エフェクター、楽器本体、演奏者のタッチ、会場の音量。その組み合わせの中で初めて見えるものがあります。展示会の良さは、まさにその組み合わせを身体で受け取れるところにあります。
ベースを弾きたい気持ちが戻ってくる
この日の結論は、かなり単純です。やばい、ベースを弾きたい。できれば 6 弦ベースを弾きたい。仕事で音楽から離れていても、良い楽器を見ると一気に戻ってきます。自分が何に反応するのかは、こういう場所に行くとよくわかります。
楽器イベントは、単に新製品を見に行く場所ではありません。自分が昔から何に惹かれていたのかを思い出す場所でもあります。TOKYO GUITAR SHOW 2013 は、自分にとって高級ベースを見た日であり、同時に音楽熱が戻った日でもありました。
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