2022 年 7 月 10 日、参議院議員選挙で投票しました。その時点で、私は自民党には投票しないという方針を持っていました。
これは単に特定の政党が嫌いだからという話ではありません。個別政策の賛否以前に、自民党が長期与党として作ってきた政治文化、説明責任の弱さ、既得権益との距離感、構造改革への鈍さを支持できないからです。
この記事では、なぜ私が自民党に投票しないのかを、投票判断の軸として整理します。
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長期与党としての責任
自民党は長く日本政治の中心にありました。だからこそ、日本が抱えている構造的な問題について、最も大きな責任を負う政党でもあります。
少子高齢化、産業構造の停滞、IT 化の遅れ、労働市場の硬直、地方の衰退、教育や社会保障の問題。これらは一朝一夕に生まれたものではありません。長い時間をかけて積み上がった問題です。
長期政権を担ってきた政党が、その結果について十分な責任を取らず、なお改革を語り続けることには強い違和感があります。
表面的な改革では変わらない
自民党は、たびたび改革を掲げます。しかし、実際には表面的な改革にとどまり、コアな問題には踏み込まないことが多いように感じます。
古い産業構造、既得権益、硬直した雇用、行政の非効率、地方の政治構造。こうした部分に本気で切り込むには、支持基盤そのものを揺るがす覚悟が必要です。
しかし、自民党はその支持基盤に支えられている政党でもあります。だから、根本的な改革を掲げても、最終的には現状維持に近い形へ戻りやすいのではないかと思います。
建前と本音の距離が大きい
政治では建前も必要です。しかし、建前ばかりで本音を見せず、実際に何を守り、誰の利益を優先しているのかが見えにくい政治は信頼しづらいです。
国民全体のため、成長のため、改革のため、地方のため、未来のため。言葉は並びます。しかし、その政策が実際にはどの層を守り、どの構造を温存しているのかを見る必要があります。
政治家の言葉ではなく、政策がどこに資源を配っているのかを見るべきです。そこに自民党政治の本質が出ると思います。
日本が世界に遅れていく感覚
自民党政権のもとで、日本は世界の変化に対応しきれていないと感じます。グローバル化、デジタル化、産業転換、働き方、教育、エネルギー、移民、外交。どの分野でも、対応が遅く、中途半端になりがちです。
日本は先進国であり続けるために、かなり大きな変化を必要としています。しかし、古い構造を維持したまま小さな修正を続ける政治では、その変化に追いつけません。
将来、日本が相対的に貧しくなり、社会の活力を失っていく可能性は十分にあります。その危機感があります。
政策以前に政治文化を支持できない
もちろん、自民党のすべての政策が間違っていると言うつもりはありません。個別には妥当な政策もあるでしょう。
しかし、私が問題にしているのは、個別政策の前にある政治文化です。
- 説明責任が弱い
- 既得権益との距離が近い
- 古い支持基盤を守る方向に動きやすい
- 本質的な構造改革を避けがちである
- 失敗しても責任が曖昧になりやすい
- 現状維持を改革のように見せる
この政治文化を支持できない以上、私は自民党に投票しません。
投票は意思表示である
投票は、単に勝ちそうな政党を選ぶ行為ではありません。自分がどの政治文化を支持し、どの方向へ社会を進めたいのかを示す意思表示です。
仮に野党に不十分な点があったとしても、自民党による長期的な現状維持を支持し続けることが、日本の将来にとって良いとは思えません。
政治を変えるには、有権者が投票で意思を示す必要があります。自民党に投票しないという判断も、その一つです。
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まとめ
私が自民党に投票しない理由は、単なる好き嫌いではありません。長期与党としての責任、表面的な改革、説明責任の弱さ、既得権益との近さ、古い政治文化を支持できないからです。
日本が世界の変化に遅れ、構造改革を先送りし続けていることに強い危機感があります。その責任を最も重く負うべき政党が、自民党だと考えています。
投票は意思表示です。私は、現状維持を改革のように見せる政治文化を支持しないという意思表示として、自民党には投票しません。

