Bryan Ladd は、Fodera の 5 弦ベースで弾くクリアな音色と、ジャズ / フュージョン寄りの整理されたフレーズが印象に残るベーシストです。確認した動画は Bryan Ladd, Justin Stanton, and Jason Patterson – Havona (Jaco Pastorius) で、現在も再生と埋め込みが可能な状態でした。
この演奏で面白いのは、Havona の難しさを「速く弾けるか」だけに寄せていないところです。低音の輪郭を崩さず、和音感とメロディの流れを並べて見せるため、5 弦ベースのレンジが単なる音域拡張ではなく、曲の見通しを作る道具として聞こえます。
資料
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確認した動画
動画タイトルは「Bryan Ladd, Justin Stanton, and Jason Patterson – Havona (Jaco Pastorius)」で、投稿者は Bryan Ladd です。動画内ではベースだけが前に出続けるのではなく、鍵盤とドラムの動きに対して、どの位置で音価を伸ばし、どこで細かく動くかがかなり慎重に選ばれています。
Fodera 5 弦で前面化するもの
Fodera の 5 弦ベースは、低音の太さだけでなく、高音域に上がったときの粒立ちも聞き取りやすい楽器です。この演奏では、低いポジションで土台を作ったあと、上の音域でコード感やメロディの断片を出しても、音色の芯が急に細くなりません。そのため、フレーズが上下に動いても、別の楽器に持ち替えたようには聞こえにくいのです。
Havona は、ベースが旋律、ハーモニー、リズムのどれを担っているのかが曖昧になりやすい曲です。Bryan Ladd の演奏では、低音で拍の重心を残しながら、上声で和声の色を見せる場面があり、ベースラインとソロの境界を行き来する感覚があります。
モダンに聞こえる理由
この演奏がモダンに聞こえるのは、原曲の雰囲気を壊して新しくしているからではありません。むしろ、音数を増やす場所と抑える場所を切り分け、コードの響き、グルーヴ、メロディの受け渡しを見えやすくしているからです。細かいフレーズが入っても、全体の拍感が散らばらないので、技巧が曲の外側へ飛び出しません。
特に印象的なのは、速いパッセージの直後に音を詰め込み続けない点です。余白を残すことで、Justin Stanton と Jason Patterson の反応が聞こえ、ベースの技巧がアンサンブルの中で機能していることがわかります。
参考資料
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まとめ
Bryan Ladd の Havona は、Fodera 5 弦ベースのレンジと音色の均一さを生かしながら、曲の骨格を見えやすくする演奏です。技巧の強さはもちろんありますが、それ以上に、低音、和声、メロディ、アンサンブルの関係を整理して聞かせるところに魅力があります。

