手当たり次第に書くんだ

飽きっぽいのは本能

世界のベーシスト Adam Nitti – 6 弦ベースで聴くスイープとコード感

Adam Nitti は、6 弦ベースでの技巧的な演奏が強く印象に残るベーシストです。確認した動画は Adam Nitti : Fritter Boy Bass Solo で、現在も再生と埋め込みが可能な状態でした。

特に面白いのは、ベースでスイープやコードプレイを使っても、単なるギター的な速弾きの移植には聞こえにくいところです。低音楽器としての太さやグルーヴを残しながら、高音域、コード、タッピング、スイープを使って音楽の見え方を広げています。

6 弦ベースで音域を広げる意味

6 弦ベースは、単に弦が多いベースではありません。低音域だけでなく、高音域でメロディやコードを扱いやすくなることで、ベースが担当できる範囲が広がります。Adam Nitti の演奏では、その広い音域が単なる見せ場ではなく、曲の構造や響きを作るために使われています。

高音域へ上がると、ベースはギターのように聴こえやすくなります。しかし Adam Nitti の場合、高い音を使っても低音楽器としての重心が残っています。音域を広げることは、ベースの役割を捨てることではなく、低音の土台を持ったまま、上方向にも表現を広げることなのだと思います。

スイープが見せ技で終わらない

Adam Nitti の演奏で印象的なのは、ベースでのスイープです。スイープというとギターの速弾きのイメージが強く、ベースで行うと派手な特殊技術として見えがちです。しかし、Adam Nitti のスイープは、単に速く音を並べるためだけではなく、コード感やフレーズの方向性を出すために使われています。

ベースでスイープを使う場合、音が低いために濁りやすく、アタックも重くなりやすいです。その中で、音の輪郭を残しながら上昇や下降の流れを作るには、かなり高いコントロールが必要になります。Adam Nitti の演奏では、技巧が曲の流れを壊すのではなく、むしろフレーズの立体感を作っています。

コード感とグルーヴの両立

6 弦ベースの魅力は、コード感を出しやすいところにもあります。Adam Nitti の演奏を聴くと、ベースラインだけでなく、ハーモニーの流れを意識したフレーズが多く感じられます。コードプレイやタッピングを使うことで、ベースが低音だけでなく、曲の響きそのものに関わっていきます。

一方で、コード感ばかりに寄ると、ベースとしてのグルーヴが薄くなることがあります。Adam Nitti の良さは、そこを崩しすぎないところです。技巧的なことをしていても、リズムの置き方やフレーズの着地点が見えるため、演奏が浮きすぎません。6 弦ベースの広さと、低音楽器としての役割が両立しています。

聴くときのポイント

Adam Nitti を聴くときは、単に速さや手数を見るだけではもったいないです。6 弦ベースの音域を使って、どのようにフレーズを組み立てているのか、どの場面でコード感を出し、どの場面で低音に戻るのかを見ると、演奏の設計が分かりやすくなります。

  • 6 弦ベースの高音域を、単なるソロではなく曲中でどう使っているか
  • スイープが速さではなく、コード感やフレーズの流れにどうつながっているか
  • タッピングやコードプレイのあと、どのように低音の役割へ戻るか
  • 技巧的な場面でも、グルーヴの重心が残っているか
  • ベースがリズム楽器とハーモニー楽器の間をどう行き来しているか

参考リンク

まとめ

Adam Nitti は、6 弦ベースの広い音域と技巧を活かすベーシストです。スイープ、タッピング、コードプレイを通して、ベースの役割を低音だけに閉じ込めず、メロディやハーモニーの方向へ広げています。

それでも、演奏が単なる技巧披露に見えにくいのは、低音楽器としての重心が残っているからだと思います。6 弦ベースの可能性、スイープの音楽的な使い方、コード感とグルーヴの両立を聴きたいなら、Adam Nitti はかなり面白いベーシストです。

参考
作品
参考作品

Adam Nitti と 6 弦ベース関連作品を探す

Adam Nitti、6 弦ベース、スイープやコードプレイ関連の音源や資料を探すための検索リンクです。価格、在庫、内容はリンク先で確認してください。

Amazon で見る

このリンクは Amazon アソシエイトリンクです。

世界のベーシスト関連記事

世界のベーシスト Adam Nitti – 6 弦ベースで聴くスイープとコード感

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

トップへ戻る