民主主義は、投票者の意志が完全にクリーンでないと、いずれ崩壊する仕組みだと考えます。今回明るみになった旧統一教会の問題も、その一端だと見ています。
恣意的な運用が行われると、それに乗っかる他の恣意的な組織が増え、制度は汚染されていきます。結局、そうした現状が今の日本の没落を招いていると思います。日本の企業が世界のランキングで 50 位以内にトヨタしかないのもその現れです。
日本の最大の問題は、グローバル化の中で、その変化のリスクを弱者に押し付けたことです。これが不要な分断を生み、硬直化を促進し、結果として良いところではなく悪いところを引き起こしています。この原因は政治家の二枚舌や政治システムの問題、そして労働意欲の低下にあります。それを変えられないのは、悪政に乗っかる日本の巨大な組織群の存在です。
民主主義は恣意的な運用をすると崩壊します