手当たり次第に書くんだ

飽きっぽいのは本能

Ubuntu 22.04 設定マニュアル

Overview

目的

Ubuntu 22.04 をベースとしたサーバー構築・設定の実用的手法を体系化し、単なるコマンド集ではなく、自動化と再現性を前提にしたシステム設計を重視します。

Ubuntu を選定した背景

長年使用してきた CentOS は、2021 年末をもって CentOS 8 のサポートが終了し、以後は CentOS Stream へ移行しました。

しかし、CentOS Stream では「安定版の公式コンテナイメージ」が提供されないため、運用環境としての信頼性を保つのが難しくなりました。このため、本書では Ubuntu への全面移行を採用しています。

Ubuntu は以下の理由で有利です。

  • 豊富な公式イメージと APT リポジトリ
  • コンテナ(Docker, Kubernetes)との親和性
  • 小さな ISO サイズによる軽量性
  • 更新の継続性と LTS(長期サポート)の安定性

Rocky Linux や AlmaLinux といった代替もありますが、CentOS と同系統である以上、根本的な課題(RHEL 依存)は変わりません。Ubuntu はより独立した発展路線を取っている点で、より将来性があると考えています。

CentOS と Ubuntu の違いはこちらにまとめています。

設計思想と方針

このドキュメントは、一定の汎用性を意識はしますが、基本的には私が設計している構成を前提としています。

  • Ansible 化しやすい手順を意識
  • デュアルスタック(IPv4/IPv6)構成
  • 制限されたインターネットアクセス(プロキシ環境)

対象読者

  • Ubuntu を用いたサーバー構築・運用を体系的に学びたい技術者
  • CentOS/RHEL 系からの移行を検討しているエンジニア
  • Docker/Kubernetes などクラウドネイティブ基盤の構築者
  • Ansible など構成管理の自動化に関心がある人

インストール

Ubuntu の手動インストールは、他の Linux ディストリビューションと同じく特に難しいことはありません。インストーラーの操作もウィザードそのままですので本稿では手動インストールの説明を省略しています。

基本設定

基本設定の各手順は、全ホストで共通で実施することを想定しています。

各サービスの構築

Web サーバー

DNS サーバー

LDAP サーバー

ネットワークストレージ

メールサーバー

内部向けメールサーバー構築 Postfix

データベースサーバー

ロードバランサー

プロキシサーバー

Harbor構築
WordPress構築

OSインストール
Dnsmasq構築

仮想化

KVM

KVM 環境構築
KVM 仮想マシンのデプロイ
KVM PCI パススルー

コンテナ

開発環境

その他

ホームディレクトリの手動作成


Openshift 構築環境

Ubuntu 22.04 設定マニュアル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

トップへ戻る