主要な政治思想には、民主主義と社会主義があります。
個人的に見ると、民主主義も社会主義も「みんなが幸せに生きられる社会」を目指していますが、その達成プロセスが異なるだけです。しかし、途中経過では現代のように権力が集中し、その権力層は法的手段でその支配を維持しようとし、社会が停滞します。この膠着状態では短期的な視野にとどまり、イノベーションが生まれず、経済が悪化します。たとえ一部のイノベーションが生まれたとしても、それはごくわずかなものに過ぎません。投資の世界では、これは三角持ち合いの状態で、幅がますます狭まっていると言えるでしょう。
日本の民主主義は、国民や政治家の間で非常に高い信頼を得ていますが、これが混乱の原因にもなっているように思えます。多くの人々が何かがおかしいと感じながらも、それを見過ごしてしまっている可能性があります。ただし、これは社会主義が正しいということではなく、むしろ現状に疑問を投げかけ、進化させていく必要があるということです。
民主主義と社会主義