新型コロナウイルスの世界的なパンデミックは、多くの方にとって驚異的な状況をもたらしました。その当時、中国で働いていた私の友人の情報によれば、2019 年 12 月には既に「何やら武漢で奇妙な肺炎が広がっているらしい」という噂が流れていたとのことです。日本でも話題になったのは、2020 年 2 月ごろからです。
そして、2020 年 4 月に政府から緊急事態宣言が出され、一気にリモートワークが一般的になりました。私もその一人ですが、この状況には内心喜んでいた部分もありました。
リモートでの会議が難しいという意見も聞かれますが、私の経験から言えば、むしろリモートワークの工夫が楽しめた方だと感じます。例えば、普段よりも打ち合わせの資料を充実させ、視覚的に分かりやすくするなどの工夫ができました。これは、「伝えたいことや議論したいことをしっかり準備する」という、仕事の基本を改めて考える機会にもなりました。
新型コロナウイルスの問題は、人々の対面活動によって感染が広がるという複雑な問題です。そのため、これまで対面で仕事をしていた人々にとっては、新たな課題が生じました。事態の回復には、まだまだ時間がかかりそうですが、リモートワークの魅力と課題を考えることで、これからの生活や仕事の在り方についてより深く考える機会となりました。
コロナ禍から見えたリモートワークの魅力と課題