先の東日本大震災で発生した津波をキーワードに、YouTube で検索していたところ、この動画に辿り着きました。巨大な隕石が地球に衝突すると、「地殻津波」という現象が起きるようです。人類にとって、まさに破滅的な現象ですね。
一応、地球物理学者の監修に基づいて制作された動画とのことですが、おそらくフィクションも混ざっているので、その位のニュアンスで見てもらうと良いかと思います。
地殻津波は、NHK スペシャルで初めて取り上げられた現象(番組内で独自に命名している可能性もあります)で、惑星の地殻が隕石などの衝突で解離し、高速で地表を伝わる津波のような現象を指します。衝撃波が地殻をめくりあげ、音速を超える速度で進むを言われています。
地殻津波は、直径 400 キロメートル以上の隕石が時速数万キロメートルで衝突した際に発生するとされており、津波の範囲はクレーターの形成範囲にとどまります。衝突後は、巨大なマグマの湖となるクレーターが形成され、地表面の温度は摂氏数万度にも達し、岩石が融解・気化して岩石蒸気となり、水は分解されて水素と酸素に分かれ、水素は宇宙空間に逃れ、水は消滅します。その後、岩石蒸気が惑星全体を覆い、蒸発した物質が大気循環する。数千年間は惑星で雨が降り続ける可能性があり、また高温で水が分解されるため、二度と水が形成されない可能性もあります。
巨大隕石衝突のシミュレーション