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自民党総裁 に高市早苗が選出 課題とリスク

象徴的な選出

自民党の新総裁に高市早苗氏が選出された。
保守強硬派として知られる彼女の登場は、安倍政権以来の「右傾回帰」を象徴している。外交・安全保障面では毅然とした姿勢が期待される一方で、経済政策には暗い影が差す。


外交面:強さへの期待

高市氏は安保政策において明確なビジョンを持つ。
防衛費の増額、抑止力の強化、米国との連携強化──いずれも日本の国際的存在感を取り戻す上で現実的な手段であり、近隣諸国の圧力に対しても明確なメッセージとなるだろう。

しかし、この「強さ」は経済政策においても同じ方向に作用するとは限らない。


経済政策:アベノミクスの亡霊

彼女の経済方針は明確にアベノミクスの延長線上にある。
金融緩和・円安容認・株価優先の構造は、すでに国民生活を疲弊させてきた。
安倍政権が残した「異次元緩和」は企業業績を押し上げたが、その代償として実質賃金は低下し、輸入物価が高騰した。

それを再び「踏襲」しようとする姿勢は、まさに狂気の沙汰である。
亡霊のように蘇る“アベノミクス信仰”が、再び日本経済を歪める危険がある。


円安と物価高の連鎖

すでに市場は反応している。
円安が急速に進み、為替市場では再び150円台を伺う展開となった。
輸入コストの上昇は、エネルギーや食料価格を直撃し、庶民の生活を圧迫する。
企業の利益は膨らむが、家計は痩せ細る──この構図がまた繰り返されるのだ。


総括:強さの裏にある脆さ

高市新政権の「強さ」は、外交・安全保障面では評価されるだろう。
だが、経済の舵取りを誤れば、その強さは虚構に終わる。
円安による錯覚の繁栄は長く続かない。
真の強さとは、国民の生活基盤を守り、健全な通貨と賃金を両立させることではないだろうか。

自民党総裁 に高市早苗が選出 課題とリスク

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