この記事は、CentOS 8 上に Apache / PHP / MariaDB 構成で WordPress を構築した当時の記録を、現在の視点で整理したものです。CentOS 8 はすでに EOL であり、現在の新規構築先としては推奨しません。
ただし、Apache、PHP、MariaDB、WordPress という基本構成を理解する資料としては意味があります。現在読む場合は、当時の構築記録として見つつ、新規構築では Ubuntu や Kubernetes 構成へ移行する前提で読むのがよいです。
CentOS 8 前提であることに注意する
CentOS 8 は短命なリリースになり、現在は通常のサーバー新規構築に使うべきではありません。パッケージ更新、セキュリティ更新、リポジトリの扱いが現行環境と異なるため、この記事をそのまま現在の手順として使うのは避けます。
| 観点 | CentOS 8 当時の意味 | 現在の読み方 |
|---|---|---|
| OS | RHEL 系の標準的なサーバー環境として利用できた | EOL のため新規構築には使わない |
| Apache / PHP | WordPress の基本構成を学びやすい | 現行 PHP バージョンやモジュール差分に注意する |
| MariaDB | WordPress の DB として自然な選択 | バックアップ、更新、権限管理を重視する |
| SELinux / firewalld | RHEL 系運用の要点になる | 現在も概念理解としては有用 |
| WordPress | CMS 構築の基本手順を確認できる | 現在はコンテナ化や外部サービス連携も考える |
基本構成は Apache / PHP / MariaDB
当時の WordPress 構築は、Apache、PHP、MariaDB を同一サーバー上に入れる構成が分かりやすいものでした。WordPress の基本を理解するには、今でもこの構成は学習用として有効です。
ただし、実運用では PHP のバージョン、MariaDB のバックアップ、TLS、WAF、メール送信、キャッシュ、アクセス解析、更新運用まで含めて考える必要があります。
構成イメージ
- Apache が HTTP / HTTPS を受ける
- PHP が WordPress を実行する
- MariaDB が投稿、設定、ユーザー、メタデータを保存する
wp-contentにテーマ、プラグイン、アップロードファイルを置く- メール送信、バックアップ、WAF、アクセス解析は別の運用項目として扱う
現在ならそのまま新規構築しない
現在 WordPress を新しく構築するなら、CentOS 8 前提で進める理由はほぼありません。OS としては Ubuntu LTS や現行の RHEL 互換 OS、または Kubernetes 上のコンテナ構成を検討します。
特にこのブログの現在の運用では、WordPress を Kubernetes 上で動かし、MariaDB、Redis、リバースプロキシ、WAF、メール配送を分けて考える方向に寄せています。そのため、CentOS 8 の記事は現行手順ではなく、構成要素の理解と移行前の記録として扱います。
見るべきポイント
CentOS 8 の構築記事を読む場合、細かいコマンドを現在の環境へそのまま移植するのではなく、次の観点を拾うと役に立ちます。
- WordPress が必要とする Web サーバー、PHP、DB の関係
- Apache と PHP の連携方式
- MariaDB 側の DB、ユーザー、権限の考え方
- SELinux や firewalld が WordPress に与える影響
- TLS、メール、バックアップ、WAF を後続項目として分ける必要性
確認コマンドの例
当時の構成を見る場合は、サービス状態、PHP、DB、WordPress の設定を分けて確認します。
systemctl status httpd
systemctl status php-fpm
systemctl status mariadbphp -v
php -m | grep -E 'mysqli|mbstring|curl|gd|xml|zip'mysql -u root -p -e 'SHOW DATABASES;'WP-CLI が使える環境なら、WordPress 側の状態確認も分かりやすくなります。
wp core version
wp option get siteurl
wp option get home
wp plugin list現在の構成へ読み替える
CentOS 8 の単一サーバー構成は、現在の構成へ読み替えると次のようになります。
| CentOS 8 単一サーバー構成 | 現在の構成での読み替え |
|---|---|
| Apache | リバースプロキシ、Ingress、Apache / Nginx の Web 層 |
| PHP / WordPress | WordPress アプリケーションコンテナ |
| MariaDB | DB 専用 Pod / VM / マネージド DB |
| ローカルファイル | PersistentVolume、外部ストレージ、バックアップ対象 |
| ローカル MTA | SMTP リレー、外部メールサービス |
| firewalld / SELinux | NetworkPolicy、WAF、Reverse Proxy、OS 側制御 |
まとめ
CentOS 8 で WordPress を構築する記事は、現在の新規構築手順としては推奨しません。CentOS 8 が EOL である以上、実運用では別の OS やコンテナ構成を選ぶべきです。
一方で、Apache、PHP、MariaDB、WordPress の基本的な関係を理解する記録としては今でも読めます。現在は、この構成をそのまま再現するのではなく、Ubuntu や Kubernetes 上の責務分離された構成へ読み替えるのがよいと思います。
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