手当たり次第に書くんだ

飽きっぽいのは本能

CentOS 5 OpenLDAP サーバー構築 – slapd.conf と初期データ登録

CentOS 5 で OpenLDAP サーバーを構築する時の基本を確認します。CentOS 5 世代では、現在よく見る cn=config 形式ではなく、slapd.conf を中心に設定する構成が多く残っています。古い LDAP 環境を読む時は、この前提を押さえる必要があります。

OpenLDAP サーバーで確認すること

OpenLDAP は単なるユーザー一覧ではなく、認証、Samba、メール、各種 Linux クライアントの参照先になることがあります。移行前には、どのサービスが LDAP を参照しているかを合わせて確認します。

  • suffix と rootdn
  • 管理者パスワード
  • スキーマ読み込み
  • 初期 LDIF データ
  • slapd の待ち受けポート
  • 参照しているクライアントや連携サービス

パッケージとサービス確認

yum install openldap-servers openldap-clients
chkconfig ldap on
service ldap start
service ldap status
rpm -qa | grep openldap

CentOS 5 ではサービス名が ldap で管理される構成があります。実際に slapd が起動しているか、TCP 389 で待ち受けているかを確認します。

ps aux | grep [s]lapd
netstat -lntp | grep :389
ldapsearch -x -s base -b "" namingContexts

slapd.conf の基本

/etc/openldap/slapd.conf では、スキーマ、suffix、rootdn、rootpw、データベースディレクトリなどを確認します。

include         /etc/openldap/schema/core.schema
include         /etc/openldap/schema/cosine.schema
include         /etc/openldap/schema/inetorgperson.schema
include         /etc/openldap/schema/nis.schema

database        bdb
suffix          "dc=example,dc=local"
rootdn          "cn=Manager,dc=example,dc=local"
rootpw          {SSHA}xxxxxxxxxxxxxxxx
directory       /var/lib/ldap
index           objectClass eq

古い環境では rootpw が平文や古いハッシュで残っている場合があります。設定を読むだけでなく、バックアップや移行時の秘密情報の扱いにも注意します。

初期データ登録

LDAP ディレクトリには、まず suffix に対応する基点エントリを登録します。

cat > base.ldif <<'EOF'
dn: dc=example,dc=local
dc: example
objectClass: top
objectClass: dcObject
objectClass: organization
o: Example Local

dn: ou=People,dc=example,dc=local
ou: People
objectClass: organizationalUnit

dn: ou=Group,dc=example,dc=local
ou: Group
objectClass: organizationalUnit
EOF

ldapadd -x -D "cn=Manager,dc=example,dc=local" -W -f base.ldif

登録後は ldapsearch で検索できるか確認します。

ldapsearch -x -b "dc=example,dc=local"
ldapsearch -x -b "ou=People,dc=example,dc=local"

運用上の注意

  • LDAP を参照するサービスを棚卸しする
  • Samba や Dovecot などとの連携範囲を確認する
  • バックアップは設定ファイルと LDIF の両方を取る
  • 新規構築では現行 OS と現行 OpenLDAP の方式を優先する

まとめ

CentOS 5 の OpenLDAP は、slapd.conf、suffix、初期 LDIF、参照クライアントを合わせて確認します。古い環境では LDAP が複数サービスの中心にいることが多いため、単体の設定だけでなく、認証・Samba・メール連携まで含めて読み解くことが重要です。

関連する記事

参考書籍

参考書籍
参考書籍
ストーリーで覚える Linux CLI 入門

古い Linux サーバーの記事を読み直す時にも、コマンドライン操作の考え方を確認しやすい参考書籍です。

Amazon で見る
このリンクは Amazon アソシエイトリンクです。
CentOS 5 OpenLDAP サーバー構築 – slapd.conf と初期データ登録

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

トップへ戻る