CentOS 6 で ISC DHCP サーバーを構築する時の基本を確認します。DHCP は IP アドレスを配るだけでなく、デフォルトゲートウェイ、DNS、ドメイン名、リース時間などをクライアントへ配布する仕組みです。
DHCP サーバーで設計すること
- 配布する IP アドレス範囲
- 固定割り当てを行う端末
- デフォルトゲートウェイ
- DNS サーバーとドメイン名
- リース時間
- どのインターフェイスで待ち受けるか
サーバーセグメントでは、DHCP で配るアドレスと固定 IP として使うアドレスを分けておく方が管理しやすくなります。古い環境では、予約アドレスや除外範囲が暗黙になっていることがあるため、移行前に棚卸しします。
インストールと起動確認
yum install dhcp
chkconfig dhcpd on
service dhcpd start
service dhcpd status起動に失敗する場合は、/etc/dhcp/dhcpd.conf の文法、待ち受けインターフェイス、サブネット定義の不足を確認します。
dhcpd.conf の基本例
default-lease-time 600;
max-lease-time 7200;
authoritative;
option domain-name "example.local";
option domain-name-servers 192.168.1.10, 192.168.1.11;
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.1.100 192.168.1.199;
option routers 192.168.1.1;
option broadcast-address 192.168.1.255;
}
host printer01 {
hardware ethernet 00:11:22:33:44:55;
fixed-address 192.168.1.50;
}authoritative は、そのネットワークで正規の DHCP サーバーとして振る舞う指定です。誤ったセグメントで有効にすると影響が大きいため、提供するネットワークを明確にします。
待ち受けインターフェイス
cat /etc/sysconfig/dhcpd
ip addr show
netstat -lunp | grep :67/etc/sysconfig/dhcpd に DHCPDARGS=eth0 のような指定がある場合、そのインターフェイスだけで DHCP を待ち受けます。複数 NIC のサーバーでは重要な確認点です。
設定確認とリース確認
dhcpd -t -cf /etc/dhcp/dhcpd.conf
service dhcpd restart
tail -f /var/log/messages
cat /var/lib/dhcpd/dhcpd.leasesDHCP はネットワーク全体へ影響するため、変更後はクライアント側でも実際に受け取った IP、DNS、ゲートウェイを確認します。
まとめ
CentOS 6 の ISC DHCP サーバーでは、dhcpd.conf、待ち受けインターフェイス、配布範囲、固定割り当て、DNS との関係を合わせて確認します。古い DHCP 構成はネットワーク設計の履歴を含むため、移行前に範囲と予約を確認することが重要です。
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クライアント側の DHCP / static 指定を確認します。
参考書籍
CentOS 6 のような古い Linux サーバー記事を読み直す時にも、コマンドライン操作の考え方を確認しやすい参考書籍です。
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