アンボイナガイ (Conus geographus) は、インド太平洋のサンゴ礁域に広く分布する非常に毒性の高い巻き貝の一種です。夜行性である彼らは小魚に接近して致死性の毒を注入し、麻痺させた後に捕食します。
人間を刺すこともあり、刺された場合は激しい痛み、しびれ、めまい、呼吸困難などの症状が現れますので、速やかに医療機関を受診しましょう。アンボイナガイの毒は中枢神経系に作用して呼吸麻痺を引き起こし、致死的な危険をもたらします。特効薬は存在しませんので、毒の影響を受けた場合は速やかに医療専門家の指導を受け、早急な治療が必要です。
一方、アンボイナガイは危険な存在でありながら、その貝殻は美しい模様を持ち、コレクションの対象としても人気があります。
アンボイナガイの捕食
