CentOS 8 は既に通常の CentOS Linux としてはサポートが終了しています。このページは新規構築を推奨するものではなく、過去環境の保守、移行前調査、設定の読み解きに使うためのレガシー Linux 手順です。新規構築では、現在サポートされているディストリビューションを利用してください。
この記事では、CentOS 8 で PXE Boot サーバーを構成する場合の基本を整理します。TFTP、DHCP、pxelinux を組み合わせ、ネットワーク経由でインストーラーを起動する構成です。
PXE Boot の構成要素
PXE Boot は単体の機能ではなく、複数のサービスが連携して成立します。クライアントは DHCP で IP アドレスと boot file を受け取り、TFTP でブートローダーを取得し、その後インストーラーへ進みます。
| 要素 | 役割 |
| DHCP | IP アドレス、next-server、filename を配布する |
| TFTP | pxelinux などのブートファイルを配布する |
| HTTP / NFS | インストールツリーや kickstart を配布する |
| pxelinux | BIOS PXE 起動時のブートローダー |
パッケージとサービス
環境によって BIOS / UEFI の違いがありますが、古い CentOS 8 検証では pxelinux を使う構成が多くあります。
dnf install -y dhcp-server tftp-server syslinux-tftpboot httpd
systemctl enable --now tftp.socket
systemctl enable --now httpdDHCP 設定例
DHCP 側では、PXE クライアントへ TFTP サーバーと起動ファイルを伝えます。既存ネットワークに DHCP サーバーがある場合は、二重 DHCP にならないよう注意します。
subnet 192.0.2.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.0.2.100 192.0.2.150;
option routers 192.0.2.1;
option domain-name-servers 192.0.2.53;
next-server 192.0.2.10;
filename "pxelinux.0";
}確認するポイント
- DHCP が配る next-server と filename が正しいか確認します。
- firewalld で DHCP、TFTP、HTTP が遮断されていないか確認します。
- UEFI 起動では pxelinux ではなく GRUB / shim を使う構成が必要になる場合があります。
まとめ
PXE Boot サーバーは、TFTP だけを動かしても成立しません。DHCP、TFTP、インストールソース、ブートローダーの役割を分け、どの段階で止まっているかを切り分けることが重要です。
関連する記事
- CentOS 8 Kickstart インストール設定例
自動インストール設定の関連記事です。 - CentOS 8 DHCP server dhcpd.conf の基本
DHCP 設定の基本です。 - CentOS 8 インストール用 USB メモリの作成
別方式のインストールメディア作成です。
参考書籍
参考
書籍
書籍
参考書籍
ストーリーで覚える Linux CLI 入門
Linux のコマンドライン操作を基礎から確認したい場合の参考書籍です。価格や在庫はリンク先で確認してください。
Amazon で見るこのリンクは Amazon アソシエイトリンクです。
CentOS 8 PXE Boot サーバー構築 – TFTP / DHCP / pxelinux

