CentOS 6 をサーバーとして使う時に、最初に確認しておきたい共通設定を確認します。CentOS 6 は既に現行環境として使うべき OS ではありませんが、古い環境の調査、移行前確認、過去手順の読み解きでは、当時の基本設定を理解しておく意味があります。
CentOS 6 の共通設定で見る範囲
共通設定は、特定のミドルウェアを入れる前に確認する土台です。ここが曖昧なままだと、Apache、Postfix、OpenLDAP、OpenVPN などの記事を読んでも、問題の切り分けが難しくなります。
- ホスト名と名前解決
- ネットワーク設定
- SSH による管理接続
- 時刻同期
- パッケージリポジトリ
- サービス起動設定
- ログ確認
CentOS 6 は systemd ではなく SysV init を前提とするため、サービス管理は service と chkconfig が中心です。CentOS 7 以降の記事とは操作感が違う点に注意します。
基本情報を確認する
cat /etc/redhat-release
uname -a
hostname
ip addr show
ip route show
cat /etc/resolv.conf古い環境を調査する時は、最初に OS バージョン、カーネル、ホスト名、IP アドレス、デフォルトルート、DNS を確認します。アプリケーションより先に、この土台がどうなっているかを見る方が安全です。
サービス管理の基本
CentOS 6 のサービスは service で起動・停止し、chkconfig で自動起動を管理します。
service sshd status
service network status
chkconfig --list
chkconfig sshd onCentOS 7 以降の systemctl とは違います。古い手順を読む時は、サービス名、ランレベル、自動起動の状態を合わせて確認します。
パッケージとリポジトリ
CentOS 6 はサポート終了済みのため、通常のリポジトリがそのまま使えない場合があります。既存環境では、追加リポジトリやアーカイブリポジトリが設定されていることがあります。
yum repolist all
ls -l /etc/yum.repos.d
yum list updates
rpm -qa --last | head更新できるかどうかだけでなく、どのリポジトリを参照しているか、過去にどのパッケージが入ったかを確認します。古い環境では、安易な更新よりも移行計画を優先することが多いです。
ログと状態確認
CentOS 6 では journald ではなく、主に /var/log/messages やサービスごとのログを確認します。
tail -f /var/log/messages
tail -f /var/log/secure
dmesg | tail
last
df -h
free -m障害調査では、ログ、ディスク容量、メモリ、ログイン履歴をまとめて確認します。古いサーバーではディスク満杯や時刻ずれが、別の障害に見えることがあります。
まとめ
CentOS 6 の共通設定は、サービスを入れる前の土台です。OS バージョン、ネットワーク、名前解決、SSH、時刻同期、yum、ログを先に確認しておくと、個別サービスのトラブルを切り分けやすくなります。
関連する記事
- CentOS 6 サーバー管理ガイド
CentOS 6 系の記事を役割別に確認できるハブページです。 - CentOS 6 ネットワーク設定
ifcfg と network サービスによるネットワーク設定です。 - CentOS 6 SSH 設定
OpenSSH サーバーの基本確認です。 - CentOS 6 NTP 時刻同期設定
ntpd による時刻同期を確認します。
参考書籍
CentOS 6 のような古い Linux サーバー記事を読み直す時にも、コマンドライン操作の考え方を確認しやすい参考書籍です。
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