Matthew Garrison による 4 フィンガー奏法の例です。
通常の 3 フィンガーに親指を追加した奏法のようですね。4 フィンガーは、クラシックギターなどでアルペジオを演奏する際にもよく使用されますが、エレキベースの場合は、特性的に同一弦を 4 フィンガーで弾く必要もあるため、奏法の難易度は高いでしょう。
私見としては、3 フィンガーと比較して、親指を起点にしやすいためか、パーカッシブなニュアンスが強い気がしますね。また、4 本指なので、4/4 拍子においては脳と連動しやすいのかもしれません。
3 フィンガーも高速なピッキングの用途で使われますが、音の響きとしてはトレモロなニュアンスが強いので、同じマルチフィンガーと言っても、それぞれの奏法の用途は変わってくる気がします。
最後に、私が思う高速なピッキングを練習する強い意図は、演奏に余裕を持たせ、安定させ、柔軟性を持たせることに繋がります。もちろん速く弾くというメリットもありますが、本質は違うことを意識した方が将来的に良いと思います。
Matthew Garrison 4 フィンガー奏法