CentOS 5 のメール運用では、/etc/aliases と newaliases によって、ローカル宛メールの配送先を確認します。root 宛メールを管理者へ転送する場合などに使われます。
この記事では、CentOS 5 のメールエイリアス設定を、Postfix とローカル配送の関係として確認します。
aliases の役割
/etc/aliases は、ローカルユーザー宛のメールを別のユーザーやメールアドレスへ転送するための対応表です。
grep -v '^#' /etc/aliases | sed '/^$/d'root 宛メールを転送する
サーバーの cron やシステム通知は root 宛に届くことがあります。root のメールボックスを直接見る運用より、管理者宛へ転送する方が気づきやすくなります。
sudo cp -a /etc/aliases /etc/aliases.bak.$(date +%Y%m%d%H%M%S)
sudo tee -a /etc/aliases >/dev/null <<'EOF'
root: admin@example.com
EOF
sudo newaliases/etc/aliases を編集しただけでは反映されません。newaliases でデータベースを更新します。
確認する
sendmail -bv root
mailq
tail -n 50 /var/log/maillogsendmail -bv でエイリアス展開を確認し、配送状況は mailq と /var/log/maillog で確認します。
注意点
- 外部アドレスへ転送する場合、Postfix の外部配送設定が必要
- 配送先が存在しないと通知メールが滞留する
- root 宛メールを誰が見るかを運用として決める
- エイリアス変更後は必ず
newaliasesを実行する
root 宛メールと通知経路を分けて考える
/etc/aliases で特に重要なのは root 宛メールです。CentOS 5 の古いサーバーでは、cron、logwatch、監視スクリプト、Postfix 自身の通知が root に集まることがあります。ここが未設定だと、障害通知がローカルスプールに溜まったまま誰にも届かない状態になります。
root宛メールを管理者アドレスへ転送する- 監視通知用の別名を作り、運用担当に配送する
- 退職者や古い個人アドレスが残っていないか確認する
- 外部配送ではなく内部メールサーバーへリレーする構成か確認する
aliases は単なる別名設定ではなく、サーバーから人間へ通知を届ける最後の経路です。Postfix 内部用メールサーバーを使う場合も、root 宛メールがどこに流れるかを確認しておく必要があります。
変更後の確認手順
aliases を変更したら、ファイルを書き換えただけでは反映されません。newaliases でデータベースを更新し、実際に配送されるかをログで確認します。
cp -a /etc/aliases /etc/aliases.bak.$(date +%Y%m%d%H%M%S)
newaliases
sendmail -bv root
echo "aliases test" | mail -s "aliases test" root
mailq
tail -f /var/log/maillogまとめ
CentOS 5 の aliases 設定は小さな設定ですが、運用通知の行き先を決める重要な要素です。root 宛メールを放置すると、cron エラーやシステム通知に気づけません。Postfix の配送設定と合わせて、誰が通知を受け取るのかを明確にしておくことが重要です。
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メール関連サービスの自動起動も確認します。
参考書籍
Postfix の配送経路、リレー、ログ確認、メールサーバー運用を深く確認したい場合の参考書籍です。
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