CentOS 6 のリリース時期に、仮想化基盤が Xen から KVM へ移っていく流れについて確認します。この記事は現在の構築手順ではなく、CentOS 6 当時の仮想化まわりの変化を読み直すための記録です。
CentOS 6 と仮想化基盤の変化
CentOS 5 世代では Xen を意識する場面が多くありましたが、CentOS 6 世代では KVM が標準的な仮想化基盤として前面に出てきます。この変化は、単なるパッケージの違いではなく、Linux カーネルに統合された仮想化機能をどう使うかという運用の変化でもありました。
- Xen 前提の構成から KVM 前提へ移る
- libvirt / virsh による管理が重要になる
- ゲスト OS のコンソールやネットワーク設定を見る必要が出る
- 物理サーバー上で複数 VM を動かす構成が一般化する
KVM を使う時に確認すること
grep -E "vmx|svm" /proc/cpuinfo
lsmod | grep kvm
service libvirtd status
virsh list --allKVM では CPU の仮想化支援機能、kvm モジュール、libvirtd の状態を確認します。ゲストが動かない場合、OS だけでなく BIOS / UEFI 側で仮想化支援が無効になっていることもあります。
移行時に見るポイント
Xen から KVM へ移る場合、ディスク形式、ネットワーク、コンソール、デバイス名、ブートローダーなどを確認する必要があります。
- 仮想ディスク形式と変換要否
- ブリッジネットワークの構成
- ゲスト OS の NIC 名や MAC アドレス
- シリアルコンソールの有無
- 起動時に必要なドライバや initramfs
仮想化基盤の移行は、VM イメージをコピーするだけでは終わりません。起動できるか、ネットワークにつながるか、管理コンソールに入れるかを分けて検証します。
運用上の意味
CentOS 6 で KVM が自然な選択肢になったことで、Linux サーバー管理者が仮想化ホスト、ゲスト、ネットワークブリッジ、ストレージをまとめて見る場面が増えました。これは現在の仮想化運用にもつながる考え方です。
まとめ
CentOS 6 は、Xen から KVM へ仮想化運用の重心が移る時代の OS として見ることができます。この記事は古い記録ですが、仮想化基盤の移行では、ハイパーバイザーだけでなく、ゲスト OS、ネットワーク、コンソール、ストレージをまとめて確認する必要があることを示しています。
関連する記事
- CentOS 6 サーバー管理ガイド
CentOS 6 系の記事を役割別に確認できるハブページです。 - CentOS 6 KVM ゲストに virsh console で接続する
KVM ゲストの復旧経路としてのシリアルコンソールです。 - CentOS 6 ネットワーク設定
ゲスト移行後のネットワーク確認にも関係します。
参考書籍
CentOS 6 のような古い Linux サーバー記事を読み直す時にも、コマンドライン操作の考え方を確認しやすい参考書籍です。
Amazon で見る
