CentOS 5 世代のサーバーでは、root で直接作業する運用が残っていることがあります。しかし、管理作業の責任分界を考えるなら、管理ユーザーを作成し、必要な時だけ su で root へ昇格する構成の方が扱いやすくなります。
この記事では、CentOS 5 で管理ユーザーを作成し、wheel グループを使って su を制限する考え方を確認します。
管理ユーザーを作成する
まず管理用ユーザーを作成し、パスワードを設定します。ユーザー名は環境に合わせて読み替えます。
sudo useradd adminuser
sudo passwd adminuser古い環境では sudo が十分に整備されていない場合もあります。既存環境では、root ログイン、su、sudo のどれを正式な管理経路にするのかを明確にしておくことが重要です。
wheel グループへ追加する
CentOS 5 では、wheel グループに所属するユーザーだけが su できるように制限する運用がよく使われます。
sudo usermod -aG wheel adminuser
id adminuserPAM で su を制限する
/etc/pam.d/su で wheel グループ制限を有効にします。既存設定を確認してから変更します。
grep -n 'pam_wheel' /etc/pam.d/su
sudo cp -a /etc/pam.d/su /etc/pam.d/su.bak.$(date +%Y%m%d%H%M%S)
sudo sed -i 's/^#auth[[:space:]]\+required[[:space:]]\+pam_wheel.so use_uid/auth required pam_wheel.so use_uid/' /etc/pam.d/su既存の PAM 設定はサーバーによって差があります。コメントアウトを外すだけでよい場合もあれば、手動で行を追加する必要がある場合もあります。
確認する
su -
groups adminuser
grep wheel /etc/group確認では、wheel グループに入っているユーザーが su できること、入っていないユーザーが su できないことを両方確認します。
まとめ
CentOS 5 の管理ユーザー設計では、root 直接作業を避け、wheel グループで昇格できるユーザーを絞ることが基本になります。現在の sudo 中心の運用とは違いますが、古いサーバーの権限設計を読む上では重要な前提です。
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古いアクセス制御の考え方を確認します。
参考書籍
古い Linux サーバーの操作を読む前提として、コマンドラインの考え方を確認したい場合の参考書籍です。
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