CentOS 7 は既にサポートが終了しています。このページは新規構築を推奨するものではなく、過去環境の保守、移行前調査、設定の読み解きに使うためのレガシー Linux 手順です。新規構築では、現在サポートされている Linux ディストリビューションを利用してください。
CentOS 7 を使った古いサーバー構成を、ネットワークと仮想化基盤の観点で確認するためのメモです。この記事はコマンド手順ではなく、既存環境を図や構成要素として読み解くための考え方を扱います。
古い環境では、物理サーバー、仮想マシン、内部 DNS、LDAP、Samba、Web、監視、メールリレーなどが少しずつ積み上がり、どこが主語なのか分かりにくくなることがあります。
構成図で分ける要素
- 物理ホストと仮想マシン。
- 管理ネットワーク、業務ネットワーク、公開ネットワーク。
- 名前解決、認証、ファイル共有、監視、メール配送。
- 外部公開するサービスと内部専用サービス。
ネットワークの確認観点
- デフォルトゲートウェイはどこか。
- DNS は内部向けと外部向けで分かれているか。
- 管理用 SSH はどのセグメントから許可されるか。
- 監視通信や LDAP 通信はどの方向に流れるか。
サーバー役割の確認観点
- 1 台に複数役割が載っている場合、分離できる単位はどこか。
- 移行時に先に切り出すべき基盤サービスは何か。
- CentOS 7 固有の設定と、サービス固有の設定を分けられるか。
- バックアップ対象は OS か、設定か、データか。
確認に使うコマンド
hostnamectl
ip address
ip route
ss -tulpen
systemctl --type=service --state=running構成図に書くべきもの
構成図は、サーバー名を箱で並べるだけでは足りません。CentOS 7 のような古い基盤を確認する場合は、通信方向、依存関係、管理主体が分かるように書く必要があります。特に、DNS、LDAP、Samba、Postfix、監視のような基盤サービスは、他のサーバーから参照される側になるため、単独のサーバーとしてではなく依存先として描く方が実態に近くなります。
- 管理ネットワーク、業務ネットワーク、公開ネットワークを分ける。
- DNS、LDAP、NTP、SMTP リレーなどの参照先を明示する。
- 外部公開している入口と、内部専用の通信を分ける。
- 仮想ホスト、仮想マシン、ストレージ、バックアップ先を分ける。
- 移行時に先に動かすべき基盤サービスを見えるようにする。
移行順序を考えるための見方
構成図は現状把握だけでなく、移行順序を決めるためにも使えます。たとえば LDAP や DNS を参照しているサーバーが多い場合、個別サーバーより先に認証基盤や名前解決をどう移すかを考える必要があります。逆に、単独で動いている Web サーバーであれば、データと設定を抽出して個別に移行しやすい可能性があります。
| 分類 | 移行時の見方 |
| 基盤サービス | 他のサーバーから参照されるため、先に代替先を設計する。 |
| 業務アプリケーション | データ、設定、実行環境、公開経路を分けて確認する。 |
| 監視・ログ | 移行中に見えなくなると困るため、監視経路を先に確保する。 |
| ファイル共有 | 権限、所有者、認証方式、クライアント影響を確認する。 |
まとめ
CentOS 7 の構成図は、きれいな絵ではなく移行判断のための資料です。ネットワーク、依存関係、管理経路、基盤サービスを分けて書くことで、どの順序で移行するべきか、どの設定が危険な依存になっているかを見つけやすくなります。
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