Ubuntu 22.04 Server に xrdp を入れ、リモートデスクトップで GUI 作業を補助的に行うための手順です。サーバー管理の基本は SSH と構成管理に置き、xrdp は GUI が必要な検証や一時作業に限定して使います。
RDP を常時公開する構成はリスクが高いため、接続元ネットワーク、認証、ファイアウォール、VPN や踏み台経由の利用を合わせて考えます。
- xrdp の用途と割り切り
- パッケージ導入とサービス確認
- 接続前に確認するネットワークと認証
- GUI 作業環境として使う場合の注意点
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xrdp の位置づけ
| 項目 | 考え方 |
| 主な用途 | GUI アプリケーション確認、検証端末、一時作業 |
| 標準の管理経路 | SSH と構成管理を基本にする |
| 接続制御 | 必要なネットワークからだけ接続できるようにする |
| 注意点 | 常用の管理経路として開けっぱなしにしない |
前提を確認する
xrdp の前に、Ubuntu のバージョン、デスクトップ環境、ネットワーク状態を確認します。
lsb_release -a
hostnamectl
ip -br addrデスクトップ環境を確認する
Ubuntu Server に GUI を追加して使う場合は、先にデスクトップ環境が入っているか確認します。
dpkg -l | grep -E 'ubuntu-desktop|xfce4|gnome-session' || true
systemctl get-defaultxrdp をインストールする
xrdp と必要なパッケージをインストールします。軽量な検証環境では xfce4 を使う構成もあります。
sudo apt update
sudo apt install -y xrdpサービス状態を確認する
インストール後、xrdp サービスが起動していることを確認します。
systemctl status xrdp --no-pager
systemctl is-enabled xrdp
ss -ltnp | grep ':3389'接続前に確認すること
RDP の標準ポートは 3389/tcp です。接続元を限定し、必要な経路だけ許可します。
sudo ufw status verbose
sudo ufw allow from 192.0.2.0/24 to any port 3389 proto tcp
sudo ufw status numberedログを確認する
接続できない場合は、xrdp と sesman のログを確認します。
sudo journalctl -u xrdp -n 50 --no-pager
sudo journalctl -u xrdp-sesman -n 50 --no-pagerGUI 環境としての割り切り
xrdp は便利ですが、サーバー管理の標準手段というより補助的な手段です。設定変更や運用作業は SSH と構成管理を基本にし、xrdp は GUI が必要な検証や一時作業に限定すると、サーバーの状態を把握しやすくなります。
xrdp を使う場面
GUI アプリケーションの確認、ブラウザ操作、検証端末としての一時利用では xrdp が便利な場面があります。常用の管理経路として RDP を開けるのではなく、必要なネットワークからだけ接続できるように制限し、SSH や VPN と組み合わせて扱います。
運用上の注意点
- RDP をインターネットへ直接公開しない
- 接続元ネットワークを制限する
- GUI 作業は一時的な用途に寄せる
- 通常の管理作業は SSH と構成管理を基本にする
- GPU や NVIDIA ドライバーが必要な用途では表示方式を事前に確認する
削除する場合
xrdp が不要になった場合は、サービス停止とパッケージ削除を行います。
sudo systemctl disable --now xrdp
sudo apt purge -y xrdp
sudo apt autoremove -yまとめ
Ubuntu 22.04 の xrdp は、GUI が必要な検証や一時作業に便利です。ただし、サーバー管理の標準経路として常用するより、SSH と構成管理を基本にしたうえで補助的に使う方が安全です。
導入後はサービス状態、待受ポート、接続元制限、ログを確認します。デスクトップ環境や GPU を使う場合は、表示方式やドライバーの前提も合わせて確認します。

