この記事の位置づけ
Ubuntu 22.04 に Node.js / npm を導入するための補足記事です。サーバー構築の本線ではありませんが、開発用 VM、検証環境、フロントエンドのビルド環境を作る場合に必要になります。
npm の位置づけ
npm は Node.js 向けのパッケージ管理ツールです。JavaScript のライブラリや CLI ツールを導入する時に使います。Ubuntu 22.04 のサーバー本体に常に必要なものではなく、開発、ビルド、検証用の環境に入れるものとして扱う方が自然です。
Ubuntu 標準リポジトリから入れる方法は簡単ですが、Node.js / npm のバージョンは Ubuntu のパッケージ更新に従います。最新の Node.js を使いたい開発環境では NodeSource や nvm を使う選択肢もありますが、この記事では OS 標準パッケージで管理する前提にします。
インストールする
まずパッケージ情報を更新し、npm をインストールします。依存関係として Node.js 関連のパッケージも導入されます。
sudo apt update
sudo apt -y -o Dpkg::Options::=--force-confdef -o Dpkg::Options::=--force-confold install npmバージョンを確認する
インストール後は、Node.js と npm のバージョンを確認します。アプリケーションやフロントエンドツールが要求するバージョンと合っているかを見るためです。
node --version
npm --versionグローバルインストールの扱い
npm install -g は便利ですが、サーバー全体にコマンドを追加する操作です。検証用 VM では問題になりにくい一方で、複数プロジェクトを扱う開発端末ではバージョン差や依存関係が混ざる原因になります。
プロジェクト単位で使うツールは、できるだけ package.json 側に閉じて管理します。グローバルに入れるのは、明確に端末全体で使う CLI に限定した方が管理しやすくなります。
運用上の注意
- サーバー共通基盤に無目的に入れるのではなく、開発・ビルド用途の環境に限定する。
- 本番アプリケーションでは Node.js / npm のバージョン固定方針を別途決める。
- グローバルインストールした npm パッケージは、誰が何のために使うのかを明確にする。
- 新しい Node.js が必要な場合は、Ubuntu 標準パッケージではなく NodeSource や nvm を検討する。
npm の導入元をどう考えるか
Ubuntu 標準パッケージの npm は、OS のパッケージ管理と合わせて扱える一方、Node.js / npm のバージョンは最新とは限りません。サーバー上で補助的に使う場合は十分でも、フロントエンド開発の主環境では不足することがあります。
開発用途で新しい Node.js が必要な場合は、NodeSource、nvm、コンテナなど、導入元を分けて考えます。
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