CentOS 8 は既に通常の CentOS Linux としてはサポートが終了しています。このページは新規構築を推奨するものではなく、過去環境の保守、移行前調査、設定の読み解きに使うためのレガシー Linux 手順です。新規構築では、現在サポートされているディストリビューションを利用してください。
この記事では、CentOS 8 の NetworkManager で VLAN、Bonding、Bridge を組み合わせる構成を整理します。KVM ホストや複数 VLAN を扱う仮想化基盤では、物理 NIC を直接使うのではなく、Bonding の上に VLAN を作り、その上に Bridge を載せる構成になることがあります。
構成の考え方
この構成は、物理冗長化、VLAN 分離、仮想マシン接続用 bridge を一つに重ねるものです。層を混ぜて考えると分かりにくくなるため、下から順に整理します。
| 層 | 例 | 役割 |
| 物理 NIC | ens1f0 / ens1f1 | 実際の物理ポート |
| Bonding | bond0 | リンク冗長化または帯域集約 |
| VLAN | bond0.100 | VLAN ID ごとの論理インターフェイス |
| Bridge | br100 | 仮想マシンなどを接続する L2 セグメント |
nmcli の設定例
次は bond0 の上に VLAN 100 を作り、その VLAN を br100 に接続する例です。802.3ad を使う場合は、対向スイッチ側の LACP 設定も一致している必要があります。
nmcli connection add type bond ifname bond0 con-name bond0 bond.options "mode=802.3ad,miimon=100"
nmcli connection add type ethernet ifname ens1f0 master bond0 con-name bond0-port1
nmcli connection add type ethernet ifname ens1f1 master bond0 con-name bond0-port2
nmcli connection add type vlan ifname bond0.100 con-name vlan100 dev bond0 id 100
nmcli connection add type bridge ifname br100 con-name br100 ipv4.method manual ipv4.addresses 192.0.2.10/24 ipv4.gateway 192.0.2.1
nmcli connection add type bridge-slave ifname bond0.100 master br100 con-name br100-port-vlan100確認するポイント
設定後は、connection の存在だけではなく、bridge のポート、bonding の slave、VLAN の親デバイスを確認します。
nmcli connection show
bridge link
cat /proc/net/bonding/bond0
ip -d link show bond0.100
ip address show br100設計上の注意
- Bridge に IP アドレスを持たせる場合、VLAN インターフェイス側には通常 IP を持たせません。
- LACP を使う場合は、OS 側だけでなくスイッチ側の設定が必須です。
- 仮想化基盤では、どの VLAN をどの bridge に接続するかを名前で分かるようにしておくと保守しやすくなります。
まとめ
VLAN + Bonding + Bridge は、CentOS 8 の NetworkManager 設定の中でも複雑な部類です。重要なのは、Bonding、VLAN、Bridge を一つの設定として丸めず、階層ごとに役割を分けて確認することです。
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通信確認時に合わせて見るファイアウォール設定です。
参考書籍
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