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為替介入のレッドラインは約 153 円 ?

円安について、Bloomberg の 2024-04-09 の記事と要点のまとめです。

  • 円相場は 34 年ぶりの安値に近づいており、152 円近辺が介入のレッドラインとされている。
  • しかし、日本当局は米国の消費者物価指数 (CPI)の発表を待って介入の可能性を検討している。
  • 米 CPI が予想以上に高い場合、ドル買いが強まる可能性があり、その場合に日本当局が介入するかどうかは不透明
  • 日本当局は 600 億ドル以上の資金を介入に投入する必要があると予測されている。
  • 日本の岸田文雄首相が米国を訪問し、米政府が何らかの政策行動を支持する可能性があるが、共同介入の確率は 20% にとどまる見込み。
  • 為替介入はおそらく米国の了解の下で行われると予想される。
  • 円ショートポジションが高水準にあり、円の弱気派は逆方向の小幅なショックに脆弱である可能性がある。
  • 米 CPI が予想以上に強い場合、日本当局はドル買いが一巡するまで待つ可能性があり、このために 153 円前後の水準まで当局が介入しないことも考えられる。

YouTube のいくつかの分析動画でもありましたが、 152 円では介入が入らず、153 円付近ではないかというのは言われていますね。でも 153 円まで介入しないと円インデックスは間違いないく 65.81 を割ってくると思います。そして「日本の岸田文雄首相が米国を訪問し、米政府が何らかの政策行動を支持する可能性」とあり、想像すると、今の日本は強い為替介入をできる体力がないのだと思います。なので共同介入をしたいのではないかと思いますし、ダラダラと為替介入をしない理由も本当はそこにあるのではと思います。つまり、投資家から舐められているのですよね。個人的には、為替介入するなら、月末以降の資金があるときにしてほしいなと思います。

引用元の記事は以下の通りです。

日本の介入、レッドラインは約153円の公算も-米CPI後まで温存か

円相場は34年ぶり安値となる重要な水準に近づいているが、日本の当局は今週発表される米消費者物価指数(CPI)統計を待って通貨の下支えに踏み切る可能性が高いと、スタンダードチャータードは指摘している。

  円相場は年初来安値の1ドル=151円97銭からそう遠くない水準にあり、介入ラインとして警戒されている152円まであと一歩のところまで迫っている。しかし、スタンダードチャータードのストラテジストは、10日に発表される3月の米CPIを待つため、日本当局はレッドラインを曖昧なままにしておく可能性が高いと予想。CPIが上振れるようであれば、ドル買いに弾みがつくだろうと述べた。

  同行の為替ストラテジスト、スティーブ・イングランダー、ニコラス・チア両氏は8日のリポートで「予想以上に強い内容となれば、日本当局はドル買いが一巡するまで待つかもしれない」と指摘。円売りが膨らむ中で、153円前後の水準まで当局が介入しないこともあり得ると続けた。

  その上で、日本当局が円の下支えを決めた場合、2022年9月と10月に介入に費やした600億ドル(約9兆1080億円)を上回る資金を投入する必要がありそうだと指摘。「スナック菓子を食べるように、少しの介入で十分なことはほぼない」とした。

  岸田文雄首相は今週米国を訪問する予定で、米政府は何らかの政策行動を支持する声明を発表する可能性がある一方で、スタンダードチャータードでは共同介入の確率は20%にとどまるとみている。

  「為替介入は、おそらく米国による暗黙の了解の下で、日本が単独で行うことになるだろう」と両氏は記述。CPIが弱めの数字となれば、政策担当者は一定の安心感を得られるかもしれないと述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによると、レバレッジファンドや資産運用会社が保有する円ショート(ネットベース)は、2007年1月以来の高水準となった。両氏は円ショートに傾いているため、円の弱気派は「逆方向の小幅なショック」に対して脆弱(ぜいじゃく)であることを示していると述べた。

Bloomberg
為替介入のレッドラインは約 153 円 ?

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