手当たり次第に書くんだ

ディザスタリカバリ

ディザスタリカバリ。これは自然災害などで大規模にその企業や組織の主業務となるデータセンタやサーバがダウンした場合に、他の地域に存在するパックアップ機能などでその業務を継続できるようにすることだ。事業継続計画(BCP)に関連してくる要素でもある。これは3.11の震災以降、急速に企業が導入しようとしていることでもある。ディザスタリカバリを実現するには、それを維持するルール作りや、そのルールを破ることが許されない堅牢なシステムを構築することが重要になる。これは一担当SEが分かっているだけでは到底実現できず、その決定権(予算など)を持つ役員などがきちんと理解することが重要だ。

私が前に所属している会社のASPサービスでもこのディザスタリカバリを謳っていたが、正直とてもそれに耐えうるものではなかった。私は途中からそのプロジェクトに入ったのだが、そのディザスタリカバリに耐えられない理由としては、

  1. 初期導入時にディザスタリカバリが考慮されていなかった
  2. 予算を抑えるため、そのシステムへの相乗りが多くなった
  3. そのシステムでのファシリティ(電源管理)、インフラ(ネットワークサーバ)、アプリ開発の指揮系統がバラバラだった
  4. それを纏められるSEが存在しない
  5. 予算がとれない

大まかにはこのような理由になるだろう。まず「1」の要素は大きいと思われる。シンプルな環境ではディザスタリカバリを導入しやすい場合が多いが、「2]の要素で相乗り(余剰リソースの有効活用)が多くなると、後付のディザスタリカバリは崩壊しやすい。最もいいのは導入時にディザスタリカバリを要素に盛り込んだ設計をするべきだろう。これが中長期的には最も費用対効果が高くなるはずだ。「3~5」は組織的な問題だ。これは社風によるものでもある。完全に近いディザスタリカバリを実現するには、その提供するシステムの各要素を把握している担当者がいなければ難しいだろう。ここはネットワークが、ここはサーバが、ここはアプリがとか言っている環境ではいつまでも実現不可能だと思われる。古風な会社では縦割り組織が根強いので最も苦労する領域だと思う。そうでなくともこの業界では数年で技術が陳腐化する。完全な実現を何年も待っている余裕はないのである。更にディザスタリカバリでは当然ながらシングルシステムの2倍以上の予算が掛かる。企業努力によってこれがもっと抑えられる場合もあるが、それだけの予算を出す決断が必要と言うわけだ。

現代社会で情報技術というものは、誤解を恐れずに言えば、企業業務の中心に位置づけられるといっても言い過ぎではないと思う。この中でディザスタリカバリ、そしてBCPを実現することは、どちらかというと予算の面から経営者の判断が大きいと思う。そしてそれなりの利益があることも必要だろう。

プログラミングをした人、それを仕事とする人には分かりやすいと思うが、実は主となる目的を実現するプログラムはとてもシンプルだが、様々な要素で変わる処理内容や、エラー処理でプログラムは大きくなるし、工数も上がる。

分かりやすく言うとディザスタリカバリはエラー処理ということか。尚、前職で導入されていたディザスタリカバリは先の震災でとんでもないことになったのは言うまでもないか。また、Yahooではこのニュースのように純利益増のようだ。やはりディザスタリカバリへの意識は高い。

ディザスタリカバリ

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