Advanced Ubuntu Administration and Management Best Practices
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Ubuntu 26.04 で設定を永続化した後は、再起動後に本当に意図した状態になっているかを確認します。update-grub、fstab、sysctl、modules-load、サービス有効化などは、再起動後の状態を見るまで完了とは言えません。
この記事では、再起動後に確認する項目を、起動状態、サービス、ログ、ネットワーク、マウント、カーネルパラメータ、swap、GRUB の順に整理します。障害が出た場合に、どの層から切り分けるかも意識します。
再起動前に残しておく情報
再起動後に比較できるように、変更前後の重要な状態を残します。最低限、起動時刻、カーネル、サービス、マウント、ネットワーク、設定ファイルの差分を確認できるようにします。
date
uname -a
systemctl --failed
findmnt
ip address
ip route再起動する
再起動後に戻ってこない可能性がある変更を行った場合は、リモートコンソールや復旧手段を先に確認してから再起動します。
sudo reboot起動時刻とカーネルを確認する
再起動後、まず本当に再起動したか、期待したカーネルで起動しているかを確認します。
uptime -s
who -b
uname -r
cat /proc/cmdlinesystemd の失敗状態を見る
systemctl --failed で失敗 unit を確認します。失敗がある場合は、先に対象 unit の状態とログを見ます。
systemctl --failed
systemctl list-units --state=failed
journalctl -b -p warning --no-pager重要サービスの状態を確認する
対象サービスが起動しているか、再起動後も有効化されているかを確認します。
systemctl status ssh.service --no-pager
systemctl is-enabled ssh.service
systemctl is-active ssh.service今回の起動ログを見る
journalctl -b は現在起動中のログを表示します。前回起動との差を見る場合は -b -1 も使います。
journalctl -b -p err --no-pager
journalctl -b -u ssh.service --no-pager
journalctl -b -1 -p err --no-pagerネットワーク状態を確認する
再起動後は、IP アドレス、ルート、名前解決、必要なポート待ち受けを確認します。複数インターフェイスや PBR を使う場合は、ip rule も見ます。
ip address
ip route
ip rule
resolvectl status
ss -lntupマウント状態を確認する
/etc/fstab や autofs を変更した場合は、再起動後にマウント状態を確認します。
findmnt
findmnt /srv/data/app || true
findmnt -t nfs,nfs4,ceph,cifs || true
systemctl status local-fs.target remote-fs.target --no-pagerfstab の検証を再実行する
起動後にも findmnt --verify で fstab の整合性を確認します。警告がある場合は、次回再起動前に修正します。
sudo findmnt --verify --verbose
grep -nE '^[^#]' /etc/fstabsysctl の永続値を確認する
/etc/sysctl.d/ に入れた値が再起動後も反映されているか確認します。
sysctl net.ipv4.ip_forward
sysctl net.ipv4.conf.all.rp_filter
sysctl fs.file-max
systemctl status systemd-sysctl.service --no-pagerカーネルモジュールを確認する
/etc/modules-load.d/ に設定したモジュールが再起動後に読み込まれているか確認します。
lsmod | grep -E 'br_netfilter|overlay' || true
systemctl status systemd-modules-load.service --no-pager
journalctl -b -u systemd-modules-load.service --no-pagerswap が戻っていないか確認する
swap を無効化した場合は、再起動後に復活していないか確認します。
swapon --show
free -h
cat /proc/swaps
grep -nE '^[^#].*\s+swap\s+' /etc/fstab || trueGRUB の反映を確認する
GRUB の起動パラメータを変更した場合は、/proc/cmdline に反映されているか確認します。
cat /proc/cmdline
grep -n '^GRUB_CMDLINE_LINUX' /etc/default/grubパッケージ更新後の確認
パッケージ更新や unattended-upgrades の後は、再起動要求や保留中の更新も確認します。
test -f /var/run/reboot-required && cat /var/run/reboot-required || true
apt list --upgradable 2>/dev/null | head
systemctl status unattended-upgrades.service --no-pager問題がある時の切り分け順
- 起動しているか:
uptime -s、who -b。 - systemd に失敗があるか:
systemctl --failed。 - ログにエラーがあるか:
journalctl -b -p err。 - ネットワークが使えるか:
ip address、ip route、resolvectl。 - 永続設定が効いているか:
findmnt、sysctl、lsmod、/proc/cmdline。
確認項目
- 再起動後の起動時刻とカーネルを確認していること。
systemctl --failedが空、または既知の失敗だけであること。- 変更したサービスが active / enabled になっていること。
- fstab、sysctl、modules-load、GRUB の永続設定が反映されていること。
- ログに今回の変更に関係するエラーが出ていないこと。
まとめ
Ubuntu 26.04 の再起動後確認では、起動状態、サービス、ログ、ネットワーク、マウント、カーネルパラメータを順に見ます。設定を反映したつもりでも、再起動後に戻るものや、起動時に初めて失敗するものがあります。永続化した設定は、再起動後の実状態まで確認して完了とします。

