VyOS PPPoE設定

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概要

PPPoEの設定例です。

PPPoEの簡単な説明

PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)は、イーサネットフレーム上にPPPフレームをカプセル化するための通信プロトコルです。敢えてPPPをカプセル化して使用する目的は認証とIPアドレス設定の割り当てです。PPPをカプセル化するとイーサネット上で通過できるフレームを超えてオーバーヘッド(細かくは個別に調べて下さい)が発生する為、PPPoEで接続する機器でMTUの調整が必要となります。フレッツ光におけるMTUは1454が指定されています。

PPPoEは、ほぼフレッツ光でしか使わないと思いますので、おそらく将来にNTTの設備が更改されたらPPPoEは無くなる方向になるかなと思います。

前提条件

OS

VyOS 1.4を使用します。

設定

interfaces

いくつか前のバージョンで再起動時にPPPoEでデフォルトルートを自動取得できないバグ?(KVMハイパーバイザー側の問題かも知れません)がありました。この為、本稿ではデフォルトルートを自動設定せずに明示的にスタティックルートを設定しています。DNSサーバーも自動設定しません。

補足:古いバージョンのVyoSではPPPoEインターフェイスにdescriptionが設定できませんでした。

set interfaces pppoe pppoe0 authentication password ****************
set interfaces pppoe pppoe0 authentication user ****************
set interfaces pppoe pppoe0 default-route 'none'
set interfaces pppoe pppoe0 description 'outside'
set interfaces pppoe pppoe0 mtu '1454'
set interfaces pppoe pppoe0 no-peer-dns
set interfaces pppoe pppoe0 source-interface 'eth0'

仮にデフォルトルートとDNSサーバー設定を自動取得する場合は下記となります。「 default-route ‘none’」と「no-peer-dns」が無くなるだけです。

set interfaces pppoe pppoe0 authentication password ****************
set interfaces pppoe pppoe0 authentication user ****************
set interfaces pppoe pppoe0 description 'outside'
set interfaces pppoe pppoe0 mtu '1454'
set interfaces pppoe pppoe0 source-interface 'eth0'

protocols

デフォルトルートを自動設定しない為、明示的にスタティックルートを設定します。PPPoE(PPP)はPoint-to-Pointなので出力するインターフェイスを指定するだけで十分です。

set protocols static route 0.0.0.0/0 interface pppoe0

firewall

MSSを明示的に設定します。設定しなくてもPPPoEは接続できますが、接続できないWebサイトが発生する場合がある為、実質的に必須の設定です(自動調整はされません)。値の根拠はMTU:1454 – IP header:20 – TCP header:20です。また、PPPoEに限らずカプセル化する場合(GRE等)は必須の考慮次項です。

補足:古いバージョンのVyoSではMSSの設定にいちいちpolicyを使用していました。

set firewall options interface pppoe0 adjust-mss '1414'

確認

インターフェイスの状態確認

正常であれば下記の表示になります。

$ show interfaces pppoe pppoe0
pppoe0:  mtu 1454 qdisc pfifo_fast state UNKNOWN group default qlen 3
    link/ppp
    inet xxx.xxx.xxx.xxx peer xxx.xxx.xxx.xxx/32 scope global pppoe0
       valid_lft forever preferred_lft forever
    Description: outside

    RX:         bytes    packets  errors  dropped  overrun       mcast
         213410839550  208703003       0        0        0           0
    TX:         bytes    packets  errors  dropped  carrier  collisions
          44343508717  143023522       0        0        0           0

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