私はエンジニアであり、仕事上、技術的なドキュメントを書くことが多いですが、古いシステム設計書などをメンテナンスする際、ルータやサーバなどの発音に違和感のある記載が多いことに、強い不快感を感じます。
会話するときに「ルータ」とは言いませんよね?「ルーター」と言っていると思います。「サーバ」に関しても同様かと思います。昔からの慣習だと思いますが、実際の発音と違和感のあるドキュメントの表記はとても気になります。
このため、私が新しく書く文章は全て「ルーター」、「サーバー」とします。誰かのドキュメントをレビューする際も、「ルータ」、「サーバ」と記載されていたら、修正させます。このように地道な啓蒙活動をしています(笑)。
少し話題が広がりますが、私はエンジニアとしてドキュメントを重視しています。これはシステム規模が大きくなるほど重要性が増すと考えており、それは設計全体の整合性を担保するための、いわば取り決めや合意のようなものです。エンジニアはシステムをどのように言語化できるかが本質だと思っており、表面的な設定をして技術だと思う人は単なる素人に毛が生えたようなレベルの人だと考えています。
最後に、冒頭に挙げたような、技術的な文書や設計書、提案書内の表記は個人的にとても気になります。これは技術的な話だけではなく、美意識の問題もありますが、適切に設計されたシステムは美しい文章で説明可能になるものと信じています。一方で、過去の何かをあまり否定するのも良くないので、実務としてはバランスを意識しましょう。
ルーターやサーバーなどの最後の棒を省略した気持ち悪い表記は禁止