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Overview
QNAP で Zabbix エージェントを有効化します。標準的に利用できる SNMP でも良いのですが、QNAP の SNMP はちょっと癖があって扱いづらいので、前々から Zabbix で監視したいと思っていました。
QNAP CLUB
あてもなく Google で調べていたところ、QNAP CLUB というリポジトリがあることを知りました。サードパーティーのリポジトリのようなので、CentOS における EPEL のような存在なのかもしれません。とにかく、公式よりパッケージ数は非常に多いようです。ここなら Zabbix もあるのではと思い、早速 QNAP CLUB のリポジトリを設定しました。
[ AppCenter ] – [ 画面右上の歯車 ] – [ アプリリポジトリ ] を選択し、表示される設定画面にて、名前を QNAP CLUB
、URL を https://www.qnapclub.eu/en/repo.xml
を指定して追加します。
Zabbix エージェントのインストール
リポジトリの登録が終わると、AppCenter の画面横に QNAP CLUB が登場します。Zabbix
で検索し、GUI の表示の通りインストールします。
Zabbix エージェントの設定
Linux に Zabbix エージェントをインストールする場合と同様に設定します。
/etc/zabbix_agentd.conf
/etc/zabbix_agentd.conf
をエディターで開きます。/etc/zabbix_agentd.conf
は、/share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/ZabbixAgent/etc/zabbix_agentd.conf
のシンボリックリンクになっています。
[admin@qnap ~]# vim /etc/zabbix_agentd.conf
/etc/zabbix_agentd.conf
を編集します。以下の例では、10.0.0.50
が Zabbix サーバーの IP アドレスとなります。
Server=10.0.0.50
ServerActive=10.0.0.50
Hostname=qnap.si1230.com
設定の有効化
Zabbix エージェントを再起動し、設定を有効化します。/share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/ZabbixAgent/ZabbixAgent.sh
が起動スクリプトとなっており、/etc/init.d/ZabbixAgent.sh
にシンボリックリンクがあります。念の為、QNAP を再起動しても Zabbix エージェントは起動しているため、自動起動設定はされているようです。
[admin@qnap ~]# /etc/init.d/ZabbixAgent.sh restart