QNAP には、「Music Station」という音楽管理ツールが内蔵されています。このツールを使用すると、デフォルトの共有フォルダである Multimedia 内の音楽ファイルを読み込み、ストリーミング配信が可能となります。ソフトウェアの完成度は高く、独自の音楽情報データベースも搭載されているようです。
Music Station を使用すると、自身の音楽情報を共有することができるようになりますし、他のユーザーがアップロードすることも可能となり、限られたコミュニティ内での音楽情報データベースとして使えるようになると思います。もちろん、インターネットに公開するのは厳禁です。
使用方法は簡単で、QNAP の管理コンソールから「Music Station を有効にする」にチェックを入れるだけで、QNAP の管理ユーザーで Music Station の管理コンソールにログインできます。
一般ユーザーが Music Station にアクセスする際には、以下の 2 つのユーザーの種類を選択できます。
ローカルシステムユーザー:
- QNAP 内で作成され、QNAP の管理画面で管理されます。
- ローカルユーザーのみ対応で、LDAP ユーザーは利用できません。
- Music Station へのアクセス可否のみを制御可能です。
スタンドアロンアプリケーションユーザー:
- Music Station 上で作成され、Music Station の管理画面で管理されます。
- Music Station の各機能ごとにアクセス制御が可能です。
比較すると、スタンドアロンアプリケーションユーザーが便利そうですが、この方法でユーザーを作成すると「無効なユーザー名またはパスワード」と表示されてログインできない問題が発生しています。おそらくバグの可能性が高いです。一方、ローカルシステムユーザーは問題なくアクセスできます。
音楽好きにとっては、非常に価値のあるツールだと感じていますので、以降のバージョンアップなどでこの問題が解消するといいなと思っています。
QNAP Music Station