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Ubuntu 22.04 timesyncd 時刻同期設定

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Overview

timesyncd を使用して時刻同期します。timesyncd は Ubuntu の デフォルトの NTP クライアントであり、追加のインストールを必要としません。timesyncd の実体は SNTP です。SNTP はシンプルな実装である為、一般的なクライアント OS でよく使用され、時刻同期機能として十分です。一方、サーバー OS の場合は、複数の NTP サーバーと同時に同期できる chrony を推奨します。

前提条件

  • こちらを参考にネットワーク設定が完了していること。
  • chrony を時刻同期に使用する場合はこの手順は不要です。

/etc/systemd/timesyncd.conf

/etc/systemd/timesyncd.conf を確認します。

デフォルト値

デフォルト値は下記の通りです。

myadmin@ubuntu:~$ grep -v -e '^\s*#' -e '^\s*$' /etc/systemd/timesyncd.conf | expand | tr -s [:space:] | sed 's/^\s/    /g'
[Time]

設定値

設定例として NTP サーバーに Google Public NTP を指定します。NTP サーバーを FQDN で指定する場合、DNS サーバーの時刻がずれていると DNSSEC の問題で名前解決ができない事態に陥ることがあるので留意しておきましょう。

myadmin@ubuntu:~$ sudo cp /etc/systemd/timesyncd.conf /etc/systemd/timesyncd.conf.orig
myadmin@ubuntu:~$ sudo tee /etc/systemd/timesyncd.conf <<"EOF"
[Time]
NTP=time.google.com
EOF

設定の有効化

設定を有効化します。

myadmin@ubuntu:~$ sudo systemctl restart systemd-timesyncd.service && systemctl status systemd-timesyncd.service

正常性確認

正常性を確認します。

myadmin@ubuntu:~$ timedatectl timesync-status
       Server: 216.239.35.0 (time.google.com)
Poll interval: 1min 4s (min: 32s; max 34min 8s)
         Leap: normal
      Version: 4
      Stratum: 1
    Reference: GOOG
    Precision: 1us (-20)
Root distance: 106us (max: 5s)
       Offset: -819us
        Delay: 42.855ms
       Jitter: 0
 Packet count: 1
    Frequency: -6.400ppm
myadmin@ubuntu:~$ timedatectl status
               Local time: Sun 2022-05-29 00:37:53 JST
           Universal time: Sat 2022-05-28 15:37:53 UTC
                 RTC time: Sat 2022-05-28 15:37:53
                Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
System clock synchronized: yes
              NTP service: active
          RTC in local TZ: no

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