udev (Userspace DEVice management) は、Linux システムにおいて、ホットプラグデバイスの接続を検知し、それに応じてデバイスファイルを動的に生成する仕組みです。
デバイスファイルは、Linux システム上でデバイスをファイルとして扱うための要素であり、通常は /dev ディレクトリ以下に配置されます。
udev は、カーネルからの通知を受け取り、デバイスの接続を検知すると、それに対応するデバイスファイルを自動的に作成します。この仕組みにより、ユーザーはデバイスを容易に利用することができます。
カーネルは、デバイスを検知すると、/sys 以下の情報 (sysfs) を更新しますが、その変更を udev は検知し、それに応じて /dev 以下にデバイスファイルを動的に作成します。デバイスファイルの作成時の動作は、/etc/udev/rules.d ディレクトリに配置された設定ファイル (.rules) に記述された情報に基づいて行われます。
LPIC udev