Overview
init コマンドのマニュアルでは以下のように説明されています。現在は init コマンドを使うケースはほぼないこと、init と telinit はほぼ同等であることから、init コマンドに関する詳細は省略します。
Systemd は、Linux オペレーティングシステム用のシステムおよびサービスマネージャーです。ブート時に最初のプロセスとして実行される(PID 1 として)、ユーザースペースのサービスを起動および維持する init システムとして機能します。別個のインスタンスが、ログインしたユーザーのサービスを開始するために起動されます。
通常、ユーザーによって直接呼び出されることはありませんが、/sbin/init のシンボリックリンクとしてインストールされ、初期ブート時に起動されます。ユーザーマネージャーのインスタンスは、user@.service (5) サービスを介して自動的に起動されます。
SysVinit との互換性のために、バイナリが init として呼び出され、マシン上の最初のプロセスではない場合(PIDが 1 でない場合)、telinit を実行し、すべてのコマンドライン引数を変更せずに渡します。つまり、通常のログインセッションから呼び出された場合、init と telinit はほぼ同等です。詳細については、telinit(8) を参照してください。
システムインスタンスとして実行される場合、Systemd は system.conf および system.conf.d ディレクトリ内のファイルを解釈します。ユーザーインスタンスとして実行される場合、Systemd は user.conf および user.conf.d ディレクトリ内のファイルを解釈します。詳細については、systemd-system.conf (5) を参照してください。