デバイス(周辺機器)には、コールドプラグデバイスとホットプラグデバイスの 2 つの主要なタイプがあります。
コールドプラグデバイスは、システムが停止している状態でのみデバイスの差し替えが可能です。つまり、システムは起動時にのみデバイスを認識します。ネットワークカード (NIC) などがコールドプラグデバイスの例です。
一方、ホットプラグデバイスは、システムが起動している状態でもデバイスの差し替えが可能です。これらは一般的にプラグアンドプレイデバイスとも呼ばれます。USB、PC カード (PCMCIA)、IEEE1394 (FireWire) などがホットプラグデバイスの例です。
ホットプラグデバイスの制御は、一般的に udev (Userspace DEVice management) によって行われます。カーネルがデバイスを検知すると、/sys 以下 (sysfs) の情報を更新し、udev がその情報を監視し、必要に応じて /dev 以下にデバイスファイルを動的に作成します。デバイスファイルの作成時の動作は、/etc/udev/rules.d ディレクトリに配置された設定ファイル (.rules) に記述された情報に基づいて行われます。
LPIC コールドプラグデバイスとホットプラグデバイス