8月1日、自宅のサーバー機を再起動すると、応答がない状態となりました。
自宅の環境はインターネット接続を含め、このサーバー上で、VMとしてルーターやサーバーが動いており、これが起動しないと致命的です。割と複雑な設計となっており、復旧に2日くらいかかりました(疲れました・・・)。原因は、CentOS7/8のアップデートで配布されるパッケージ(shim)の問題のようで、UEFI環境のみ対象とのことです。
特定のパッケージをアップデートから除外することで一時的に問題ない状態となっていますが、発生後、数日以内の修正版がリリースされています。このタイミングで再起動した人はとても運が悪いと言えますね。
上記のURLを参照すると、①まだ再起動していなくてshimのバージョンが古い場合は、shimのバージョンを下げると共にYumの更新からshimを除外する、②運悪く再起動してしまった場合は、レスキューモードも起動して〇〇して対応、となります。私は②でしたがレスキューモードも機能しませんでした(私は副次的に本当にH/Wが壊れるという問題も付いてきましたが)。
尚、下記のshimのバージョンで修正されており、自宅の環境では問題なく起動できました。これより以前のバージョンであれば要注意です。
- shim-x64-15-15.el8_2.x86_64.rpm(EL8/CentOS8)⇒2020/8/9 修正されたことを確認(Shuttle Inc. DS81D)
- shim-x64-15-8.el7_8.x86_64.rpm(EL7/CentOS7)⇒2020/8/9 修正されたことを確認(Shuttle Inc. SH81R)
OSが起動しなくなるほどのパッケージの問題は初体験でとても焦りました。今後、UEFI周りの更新があった際は、注意しようと思います。
CentOS 8 アップデート後に再起動すると死ぬ RHSA-2020:3216 or RHSA-2020:3217