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概要
PHPを導入します。
前提条件
OS
CentOS Stream 8を使用します。
SELinux
有効です。無効にする場合はこちらを参照して下さい。
Firewalld
無効です。有効化する場合はこちらを参照して必要な許可設定をして下さい。
設定
インストール
PHPをインストールします。他でよく見かけるRemiリポジトリは使用していません。大抵のPHPを利用したアプリケーションはこれで動作すると思いますが、WordPressのサイトヘルスで有効化を促されるimagickは使えません。imagickが無くてもWordPressは問題なく動作しますし、imagickは脆弱性が多いようですので、今後は除外されるかもしれません。
[root@centos ~]# dnf module disable php [root@centos ~]# dnf module install php:7.4 [root@centos ~]# dnf install php-mysqlnd php-gd php-pecl-zip php-intl php-ldap
設定ファイルの配置
PHPの設定ファイルは/etc/php.iniですが、追加の設定は/etc/php.d内に項目毎に番号付きで配置すると良いようです。追加の設定ファイルもこれに倣います。
/etc/php.d/90-my.php.ini
date.timezone = "Asia/Tokyo" disable_functions = phpinfo,eval expose_php = Off display_errors = Off upload_max_filesize = 32M post_max_size = 352M
- date.timezone
- タイムゾーンの設定です。
- disable_functions
- 特定の関数を無効化しています。
- expose_php
- HTTPヘッダーにPHPを表示しません。
- display_errors
- エラーをWebページに表示しません。
- upload_max_filesize
- 1ファイルあたりの最大アップロードサイズです。
- post_max_size
- POST送信全体のデータサイズ上限です。upload_max_filesize ×10より大きい値にすると良いようですが、×10は使用するアプリケーションにより最適値は異なるようです。
CentOS 8 PHP インストール