概要
Postfixが参照するメールエイリアスのデータを登録します。
Linux認証に必要となる最低限の情報を登録します。
前提条件
OS
CentOS Stream 8を使用します。
SELinux
有効です。無効にする場合はこちらを参照して下さい。
Firewalld
無効です。有効化する場合はこちらを参照して必要な許可設定をして下さい。
設定
LDIF
メールエイリアス登録データのLDIFファイル名をmailalias.ldif(ファイル名やパスは任意)とします。OU名も任意です。下記の例ではuser1宛のメールをuser2@si1230.comに転送します。mailRoutingAddressを複数設定することでメーリングリストのように使うことも可能です。
[root@centos ~]# vim mailalias.ldif
dn: ou=mailalias,dc=si1230,dc=com
objectClass: organizationalUnit
ou: mailalias
dn: mailAlternateAddress=user1,ou=mailalias,dc=si1230,dc=com
objectClass: mailGroup
mailAlternateAddress: user1
mailRoutingAddress: user2@si1230.com
設定反映と確認
ldapaddでLDAPに反映します。
[root@centos ~]# ldapadd -H ldaps://ldap.si1230.com -D "cn=Directory Manager" -W -f mailalias.ldif
ldapsearchで確認します。
[root@centos ~]# ldapsearch -H ldaps://ldap.si1230.com -D "cn=Directory Manager" -W -b dc=si1230,dc=com
CentOS 8 389 Directory Server Postfix とメールエイリアスの連携