Overview
virsh コマンドを使用指定ゲスト OS へシリアルコンソール接続するための GRUB の設定です。
/boot/grub/grub.conf
/boot/grub/grub.conf
をバックアップし、エディターで開きます。
[root@centos-6 ~]# cp /boot/grub/grub.conf /boot/grub/grub.conf.orig
[root@centos-6 ~]# vim /boot/grub/grub.conf
/boot/grub/grub.conf
を編集します。serial --unit=0 --speed=9600
, console=ttyS0,9600
を追加しています。
#boot=/dev/vda
default=0
timeout=5
#splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
#hiddenmenu
serial --unit=0 --speed=9600
title CentOS (2.6.32-358.2.1.el6.x86_64)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.32-358.2.1.el6.x86_64 <中略> rd_NO_DM rhgb quiet console=ttyS0,9600
initrd /initramfs-2.6.32-358.2.1.el6.x86_64.img
default=0
: デフォルトで起動するエントリーを指定します。ここでは、最初のエントリー(インデックス 0)がデフォルトとして指定されています。timeout=5
: GRUB メニューが表示されるまでの待機時間を秒単位で指定します。ここでは、5 秒間待機してデフォルトのエントリーが自動的に選択されるように設定されています。serial --unit=0 --speed=9600
: GRUB 用のシリアルコンソールの設定を指定します。シリアルポートのユニット番号 (unit) とボーレート (speed) が指定されています。これにより、シリアルコンソールへの接続が可能になります。title CentOS (2.6.32-358.2.1.el6.x86_64)
: GRUB メニューに表示されるエントリーのタイトルを指定します。ここでは、CentOS の特定のカーネルバージョンが指定されています。root (hd0,0)
: カーネルのルートファイルシステムが存在するパーティションを指定します。ここでは、(hd0,0) がルートパーティションを指しています。kernel
: ブートするカーネルのイメージを指定します。カーネルのイメージファイルのパスと、カーネルに渡されるブートパラメータが含まれています。この例では、console=ttyS0,9600
が指定され、シリアルコンソールへのログ出力が有効になります。initrd
: イニシャル RAM ディスク (initrd) のイメージファイルを指定します。このファイルは、カーネルが起動する際に一時的なルートファイルシステムとして使用されます。
このパラメータはカーネルがアップデートされた場合でも引き継がれます。変更後、システムを再起動して有効にします。
CentOS 6 KVM virsh ゲスト OS へシリアルコンソール接続