VyOSは最初のinstall imageが面倒なので、install imageまで実施したVMをクローンすると便利ですが、NICのMACアドレスが変わるといちいちコンフィグ上のhw-idを変更するのがまた面倒でした。
しかもSSHは使えないのでシリアルコンソールになりますがこれも非常に使いづらいですね。
対処方法
vi /config/config.bootでhw-idを削除したものをテンプレートにしておき、クローンして起動すると新しいhw-idにコンフィグが更新されて起動する。
具体的には、
- 専用の管理インターフェイスを設けるようにする。
- テンプレートには管理インターフェイスだけつけておく。
- 管理インターフェイスにはテンプレート用のIPアドレスを設定しておく。
- SSHを有効化しておく。
- セーブして再起動。
- SSHでログインして管理インターフェイスのhw-idを/config/config.bootから削除(viで)。
- 前までの手順で作成したテンプレートからクローンを作る。
- クローンの管理IPアドレスを変更する。
- あとはSSHから自由に操作可能になる。
このようになります。
この状態で一度起動すると、/config/config.bootに書き込まれますので、テンプレートを作ったら起動しないようにしましょう。
こちらの情報が参考になりました。
VyOS クローンを作成する際のhw-address問題の対処