自宅のネットワークでは、公開サーバー用に DMZ セグメントを設けていますが、常時稼働の Linux (CentOS 5) サーバーを何台も置く訳にはいかないので、電気代節約のため、1 台の物理サーバーを Xen で仮想化し、複数の仮想マシンを稼働させています。
この構成における LAN と DMZ を分離する方法として、タグ VLAN (IEEE802.1q) を使用していますが、タグ VLAN を使用するには、対向のスイッチもそれに対応している必要があります。
タグ VLAN に対応したスイッチは、一般的に企業向けのスイッチ(Cisco 等)のみで、コンシューマー向けのスイッチは対応していない場合がほとんどです。さらに自宅ネットワークに見合う金額を考慮すると、選択肢は大分少なくなります。
現在の自宅のネットワークでは、アウトレットで安く売られていた Corega SSW08GTR を使用していますが、BUFFALO BSL-WS-G2008MR も選択肢の一つでした。Corega と BUFFALO を機能別に比較すると以下のようになります。
項目 | Corega SSW08GTR | BUFFALO BSL-WS-G2008MR |
---|---|---|
ポート VLAN | 〇 | 〇 |
タグ VLAN | 〇 | 〇 |
リンクアグリゲーション | 〇 | × |
RSTP | 〇 | × |
QoS | 〇 | 〇 |
SNMP | × | 〇 |
NTP | × | 〇 |
syslog | × | 〇 |
ミラーポート | 〇 | × |
今回のように、VLAN 機能が目的であれば、無理に中古の Cisco スイッチを購入するより、ずっとスマートです。今回は Corega のスイッチを購入しましたが、少し管理機能に不満があるので、BUFFALO のスイッチも試してみようと思います。
自宅用の VLAN 対応スイッチの選定