BGP の簡単な復習

次の仕事で BGP が中心になりそうなので、簡単に復習しておこうと思います。

BGP (Border Gateway Protocol) は、インターネット上のルーティング情報交換に使用されるプロトコルであり、現代のインターネットにおいて主要な外部ゲートウェイプロトコルです。
AS (Autonomous System) は、単一の管理下にある IP ネットワークの集合体を表し、各 AS は一意の番号で識別されます。AS 番号の管理は、現在は RIRs (Regional Internet Registries) によって行われています。
BGP は、TCP のポート番号 179 を使用して、AS 間での経路情報の交換を行います。BGP ルーターは、iBGP (Internal BGP) と eBGP (External BGP) の両方のセッションを確立し、同じ AS 内では iBGP を使用し、異なる AS 間では eBGP を使用します。
BGP メッセージには、OPEN、KEEPALIVE、UPDATE、NOTIFICATION の 4 種類があります。UPDATE メッセージには、経路情報に関する様々な属性が含まれます。主な属性には、ORIGIN、AS_PATH、NEXT_HOP、MED (Multi-Exit Discriminator)、LOCAL_PREF などがあります。
BGP ルートは、通常、最も優先度の高い経路が選択されますが、この選択は BGP の各属性によって制御されます。 BGP ルートの選択は、経路の可用性、AS_PATH の長さ、MED 値、LOCAL_PREF 値などの属性に基づいて行われます。

BGP の簡単な復習