ChatGPT が登場して約一年経ちましたね。
私もかなりの頻度で ChatGPT を使用しており、少し冗談も含みますが、もう AI 無しでは生きてけないかもしれません。
AI をしばらく使ってみてわかってきた事ですが、生成 AI は、文章にせよ、画像にせよ、毎回、ちょっと違う内容を生成しますね。これが AI にハマる大きな要因だと思います。
対人間であっても、人は、何かを質問する際、少なからず質問側が期待している回答のイメージがあります。イメージしている回答にちょっと情報が不足しているとか、ちょっと正確性に欠ける表現があると、再度質問しますね。そしてイメージに近づくようにしていきます。納得いかなければ他の人にも聞きますよね。
対 AI もかなり似ていて、何かを説明してもらう際に、納得のいく回答になるまで何度も質問していませんか?気に入った画像が出力されるまで何度も生成していませんか?納得がいかなければ他の AI に聞いたりしていませんか?
対人間と対 AI の違いは、AI は何度聞いても、気分を損ねずに回答してくれるという点です。回答を得るのが速いというのはもちろんです。そして、人間と同じように、その回答が毎回ちょっとずつ微妙に異なる(大枠はあっているが)ことに大きな魅力があります。
つまり、「AI は回答が速いが内容が微妙に納得いかない点があるため、何度も AI とやりとりをしている」ということになると個人的には思います。生成 AI である以上、これは当たり前であり、ほとんど人間のように考えても、そこまで違和感はないと個人的には思っています。
一方、ある人が、「なんで同じ質問しているのに違う回答が出るんだ?AI はまだダメだな」と言っていて、生成 AI なのでそういうものなんですよ。それが嫌なら普通のシステムのように正規化された入力と出力をするシステムを使ってください。と諭しておきました。
最後に、生成 AI はその特性を理解した付き合い方がとても重要で、これは対人間とよく類似しています。これを理解できない限りは、ずっと AI に文句を言っている人になってしまいますよ。