https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/infostand/1564398.html
BroadcomによるVMware買収はかなり前から情報を知っていました。当初はあまり変化しないのでは?と思っていたのに大幅に変わるみたいですね。特にサブスクリプションモデルになるというのが、VMwareユーザーにとってインパクトがある気がします。最近は有名どころのIT製品ベンダーはサブスクリプションモデルへの切り替えが多く始まっており、時代の流れかもしれません。一方で、ProxmoxなどOSSとしても使用できるハイパーバイザーが注目されているのは、OSS好きとしては嬉しいところではあります。KVMより良いかもしれませんね。
ポイントは以下です。
VMware by Broadcomの製品再編:
BroadcomによるVMwareの買収完了から2カ月後、VMwareは製品を大幅に再編し、「VMware Cloud Foundation(VCF)」と「VMware vSphere Foundation(VVF)」の2本に絞り、永続ライセンスを廃止する方針を発表した。
製品の特徴:
VCFは、vSphere、vSAN、NSX、およびAriaによる管理とオーケストレーションを提供し、VVFはvSphere環境を利用するデータセンター最適化のためのソリューションとして位置づけられている。
ライセンスモデルの変更:
永続ライセンスの廃止に伴い、VCFとVVFはサブスクリプション形式のSaaSとして提供される。これにより、従来の永続ライセンスモデルからの転換が行われる。
製品統合と廃止:
VMwareは多数のスタンドアロン製品を提供していたが、これらはVCFとVVFのアドオンになり、いくつかの無償版も統合の対象となる。また、マルチクラウド環境運用の管理ソリューション「VMware Aria」も提供を終了し、その機能はVCFとVVFに組み込まれる。
顧客への影響:
ライセンス変更により、サブスクリプションモデルの導入が予想されるが、これが短期的には安価でも、長期的には高額になる可能性が指摘されている。顧客は変更に対して懸念を抱いており、実際に製品のコスト上昇に関する報告もある。
市場での変化への対応:
買収後の変更に対応するため、VMwareの顧客やパートナーが代替製品を検討しており、競合他社もチャンスを見ている。代替製品としては、ProxmoxやOracle Linux KVMなどが言及されている。
BroadcomによるVMwareの影響:
買収により、VMwareが大きな変革を遂げ、エコシステムやパートナーにも影響を及ぼしている。一部の大手企業(例: Veeam Software)はVMware離れを容易にする自社製品を宣伝し、代替製品の採用を促進している。